2008年03月29日

とうとう公開



「映画を製作する」といってから、論議をかもし出していたこの方・・・。

GeertWilders.jpg
(写真は「こちら」より)
Geert Wilders氏です。(名前の発音がとても難しく、カタカナ表記も難しいんです・・・、でも強いて書けば、ヘーアト・ウィルダースかな?)

この方は国会議員です。はじめはVVDに所属していましたが、路線が合わず党を離れ、自分の党を作っちゃいました。

どの路線が合わなかったかと言うと・・・

もう想像がつくかと思いますが、移民関係です。この方は極右派議員。なので、オランダにたくさんいる移民を・・・殆どがモロッコにトルコが対象なのですが・・・目の敵にし、イスラム教を槍玉に挙げ・・・と、あまり友好的ではありません。

現在のバルケネンデ第4次内閣が出来たとき、モロッコとオランダ、トルコとオランダとの二重国籍の次官がいました。ウィルダー氏はその二人に対し、「忠誠を尽くすとは思えない」と真っ向から反論し、次官を辞めるか、国籍を選べ・・・と迫りました。

聞くところによると、モロッコは国籍破棄が出来ないとか?出来たとしても、モロッコには再入国が出来ないようなことを聞きました。イスラム教の影響でしょうか。

でもアルゼンチンも同じだと、五右衛門は言います。マキシマ妃の祖国はアルゼンチン。アルゼンチンの法律では、国籍破棄は出来ないし、するとなると刑務所に入れられるとか、処刑されるとか。

アルゼンチンはカトリックの国です。

もし二人の次官が、アメリカやEUの国との二重国籍であったら、ウィルダー氏は何かを言ったでしょうか?あそこまで大きな問題としたでしょうか?

私の身の回りの白人のオランダ人たちは、「また馬鹿なことを言い出した」と言いました。トルコとモロッコだから、問題なんだとも。でも中には(いわゆる一般的な白人のオランダ人でも)、ウィルダー氏を支持する人たちはいます。

そして二人の次官たちは、それぞれモロッコとトルコの国籍を破棄し、オランダ国籍だけとなりました。


その後ウィルダー氏は、「反イスラム・反コーランの映画を作る」と言い出し、また論議をかもし出しました。

映画を製作したら、普通であれば劇場公開・テレビ放送となるわけですが、プロモーションビデオも見せなければ、何もなし・・・内容は極秘とのことで・・・上映する映画館もなければ、テレビ放送もなしとなりました。

その上先日は、個人のサイトだったと思いますが、ウィルダー氏のサイトはプロバイダーの判断で閉鎖。

にもかかわらず、昨日よりネット上で、ウィルダー氏が製作した映画・・・「Fitna」が公開になりました。

オランダ国内のイスラム教徒の方たちは、冷静にこの映画のことを受け取ったようで、オランダ政府は安堵した模様です。

でもこれから先、どんな動きになるのか・・・。



 
posted by ニコラ at 04:43 | Comment(4) | TrackBack(0) | オランダ
この記事へのコメント
現在日本でもイスラムのかたが大勢すんでいて 礼拝をすところが幾つもできているとニュースで聞きました。もう吃驚です、オランダには沢山の移民の方がいらっしゃるのですね。其れを理解するのですか。
Posted by ダルマ at 2008年03月29日 08:51


よくわかりませんが この方(同じ立場に立てる人や、何が言いたいかという立場で聞けば)論理だった立派な論旨の展開はされるのでしょうが、どこかで、ナショナリズムというか、白豪主義というか、人種・宗教差別というか、他の手段より自分が属する集団(単に個人?)の方が優れているという、差別・蔑視思想の考え方が入っているのでしょうね...
日本だって同じ様な人はきっと沢山いるのでしょうが、そこは、本音と建て前の国、某都知事の様な方以外は、あまり受け入れられそうもないことは必要以上に表立っては言いませんので、今のところ大問題にはならないということだけでしょうか?
Posted by root at 2008年03月29日 08:54


ダルマさん
イスラム教を理解するとかは、所詮無理だと思います。「共存」なんですよ。お互いが相手を尊重し、領海侵犯をしない・・・。共存の基本ですね。
しかしイスラム教徒をメインとする移民たちが増えてきたんです。一人のモロッコ人がオランダに来ると、その後20人くらいのモロッコ人がやってくる・・・って言われるくらい、たくさんのモロッコ人ややってきます。そして彼らは、スカーフをかぶったり、ブルかをかぶったりしているので、目立つんですよね。なので余りよい感じを抱いていない人もいるようですよ。
Posted by ニコラ at 2008年03月30日 05:04


rootさま
xx教の方が上だとか、勝っていると言うことはないと思います。キリスト教であっても、アイルランドで現在も続いている通り、カトリック対プロテスタントの争いがあります。
同じイスラム教でも、宗派同士の争いもあります。
ただ歴史を振り返ると、キリスト教がイスラム教徒を抹殺していった事実があるようです。(何がきっかけとか、原因とは分かりませんが)
デンマークが受けたようなことを、この映画を通してオランダも受けるのでは?ということを予想している人もいました。同姓・同名の人は、それが理由で嫌がらせを受けているとテレビで見ました。
「共存」を目指している中で、それに逆行する動きがあると・・・それが個人の意見であっても、国の意見として見られてしまうので、こういう場合は大変ですよね。
Posted by ニコラ at 2008年03月30日 05:11


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