2008年02月22日

オランダのロッキード事件とその余波



日本でロッキード事件といえば、田中角栄元首相、丸紅、児玉誉士夫氏、全日空、ピーナッツ・・・などなどを思い出すと思います。

そして前代未聞な事としては、田中元首相がまだ現役の首相だったにもかかわらず、逮捕がされたと言うことでしょうか。


この時のニュースを、なんとなく覚えています。朝起きたら、NHKで同じようなことを繰り返し放送していた上に、田中角栄首相の自宅だとか首相官邸だとか・・・映っていた覚えがあります。

でもまだ小さかったので、その意味は全く理解していませんでした。


そしてこのロッキード事件・・・オランダも巻き込まれています。


賄賂を貰ったのは、ユリアナ女王のご主人のプリンス・ベルナード。

プリンス・ベルナードはドイツ人で、空軍の人です。

第二次世界大戦中には、祖国であるドイツを攻撃したとか・・・?

トレードマークは空軍のユニフォームと、白のカーネーション。


そのプリンス・ベルナードが、ロッキード社から賄賂をもらったと言うことで、調査委員会が結成され、調査後には報告書も作成されました。

そして今回問題になったのは・・・その報告書。


公に出回った報告書とは別に、「添付資料」と言うものがあっと言うもの。それを発見したのは、このロッキード事件の頃のオランダの首相・・・デン・アウル氏の自叙伝を書いた作家の方。

den_uyl.jpg
(写真はデン・アウル元首相・・・「こちら」より)

デン・アウル元首相が、ベアトリクス女王の戴冠を守ったというのです。

どうやってか・・・?

ロッキードのほかに「ノースロップ」(Northrop)という会社からも賄賂を貰っていたプリンス・ベルナード。それが発覚すれば、「犯罪者の娘」である当時皇太子であったベアトリクス女王は、その地位を剥奪されるのは明確であったため、そのことが書かれていた「報告書の添付資料」を、隠したというのです。
(この新聞記事は「こちら」にもあります。)


これが本当だとしたら・・・自叙伝が出版されるので、うそであるとは思えませんが・・・首相の判断でオランダ王室が守られたことになります。

子は親を選べないし、親も子を選べないけれど、親によっては子の人生はかなり変わりますよね。それは一般家庭とはちょっと違う王室にも当てはまる・・・ってことを、再確認しました。


 
posted by ニコラ at 08:53 | Comment(2) | TrackBack(0) | 政治の世界
この記事へのコメント
どこの国でもこのような事はあるのですね。
是々非々にならないところが...
よかったとするか、悪かったとするかは後生の人が決めることでしょうね

 かつては日本も、皇室の維持と国体護持が国として守るべきものとトップだったとおもいますが、現在の日本の皇室は(一部の?)日本人の精神的支えにはなっていても、政治的には力を全くもっておられないと思いますので、皇室が賄賂を受け取るとは思えませんが、政治家高級官僚なら幾らもありそうですね。 ロッキードの田中角栄氏もそれに先立ち通産大臣だか運輸大臣だった時代に造船疑獄でつかまりましたが、指揮権発動で救われましたね(佐藤栄作だったでしょうか?)。 公然と行ったという意味で、ちょっと違うかもしれませんが、
Posted by root at 2008年02月23日 09:30


root さま
日本の天皇、および皇室のメンバーは、政治に発言力がないですからね。賄賂を送る対象になっていないと思います。(^^;;
まぁ〜、賄賂を贈る相手が来ても、断るような気もしますが・・・、宮内庁が。
Posted by ニコラ at 2008年02月26日 07:03


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