でもそれとは別に、各学年ごとのカリキュラムもあります。
さっちゃんのクラスには同学年の子だけですが、みーちゃんのクラスには2学年の子が集まっています。クラスの半分が別の事をしている時に、自分はまた別の事をしているわけです。でもクラス全体としてすることもあるので、担任は大変だな〜と思うんですよね。(^^;;
特にグループ3(日本の小学校1年)ではクリスマスまでに、数字とアルファベットを認識しブロック体で書けるようにします。新年が明けたら、筆記体に入ります。
でもやっぱり字が裏返ったり、高さを間違えたり・・・皆同じ間違えをするようです。
また読みも・・・
オランダ語独特の読みの法則を、少しずつ習って行き、AVI(読みのレベル)を取っていくことも始まります。
それだけのために時間をとる訳?・・・ではないですが、グループ4(日本の小学校2年)の子達は、秋休みが終わってから習得したAVIのレベルをもっと上げるために、週に2回ほど30分ずつとあることを始めます。
そのために、グループ7の子供たちが学校が始まってから特別授業を受けます。どこに気をつけ、どのように進めていくのか・・・。自分たちも経験したことなので、「そうなんだ〜」と思いながら授業を受けるのか、「へぇ〜」と思うのかは分かりませんが(^^;;、引き受ける上学年の子達にとっても責任重大な役割です。
2年前にはさっちゃんが経験をしました。このお陰でか、一気にレベルアップをしました。今はみーちゃんが体験中です。
何かというと・・・オランダ語でTutorlezenというものです。tutorは英語と一緒かな?メンターとかの意味がありますね。lezenは読むという意味です。
あわせて、Tutorと一緒に読む・・・ってことです。
グループ4の子一人ひとりに、グループ7と一部8の子が付いて、グループ4の子のAVIのレベルに合わせて、同時に声に出して本を一緒に読むんですよ。
用意されている本はかなりあるので(100組くらいは最低でもありそうです。)、1冊目が終われば次へ・・・とどんどん読んでいきます。
そして数ヶ月に1回、クラスの担任によってAVIの読みのテストが行われます。そしてAVI9+をとったらおしまい!グループ5でとってしまう子がほとんどですが、取れない子のためにグループ6になっても、週に1回ほどTutorlezenが行われます。
Tutorlezenが必要ない子は、一人で静かに読書です。
日本では漢字があるので、このようなAVIをとって行ったりすることは無いですが、このTutorlezenはよいシステムだと思います。
体験入学を体験した学校では、宿題として「教科書を3回読む」というものがありました。現在二人とも、日本昔話のようなお話を1週間に4ページ(ひらがながいっぱいで、とっても簡単なもの)を練習することをしています。
知らない単語は沢山!絵を見ても分からないものもいっぱい!
だけど、日本語なりのイントネーションを覚えたり、リズムを体感するのにとっても良いようです〜。
学校でやっていることをヒントに、日本語にも応用しちゃいました!(^^;;
私が小学生だった時は、他の学年の子達とあまり接点がなかった気がします。
クラブ活動の時間だけだったような・・・遠い記憶です^^;
またさっちゃん、みーちゃんが自宅で日本語の練習をされているとか、いいですね、 そのうち五右衛門さんに聞かれたくないことは日本語で会話したりして...(笑)
オランダの学校全部でやっているのかはわかりませんが、成果はあるようですよ〜!
さっちゃんはAVI9+をとっているので、みーちゃんが詰まると、手助けをしたりしますよ〜。私よりも上手に読むかも!?(爆)
お昼の時間に学校に残っている子達は、外で一緒に遊ぶので、学年を超えて知り合っているんですよ。だから自分のTutorが誰になるのか・・・かなり心配をしていましたね。
普通にやれば、AVI9+はグループ4・5あたりで取れるんですよ。意味は分からなくても、オランダ語で書かれているものは全て読めることになります。(^^;;
最近は五右衛門がいても日本語で話をします。一人残されている五右衛門は・・・へんな日本語を言って気をひこうとしてます〜。(爆)