2007年09月19日

Prinsjesdag 〜9月第3火曜日~



オランダで「9月第3火曜日」は、とても大切な日です。歴史を振り返ると、1814年にまでさかのぼるようです。が・・・当時は9月ではなく、5月だったのですが・・・。

その9月第3火曜日は、実は昨日でしたね。(^^;;
いろいろと歴史的な背景を調べていたら、今日になってしまいました。(汗)

さて、日本とオランダの「国家党首」のちがいは何でしょうか。

日本の天皇は、象徴となっていますが、オランダの王(現在は女王ですが)は象徴ではなく、権力を持っています。

つまりは、国をひっぱていくリーダーであるわけです。そして、政治・経済に関して、報告も受け、口出しもします。

どのようにかと言うと、月曜日の午前中には、日本的に言うと御前会議が開かれます。参加者は大臣達およびベアトリクス女王・ウィレム・アレキサンダー皇太子・マキシマ皇太子妃になります。

そしてここで話題になる「9月第3火曜日」が出てくるわけです。

何かと言うと・・・


オランダ語で「Prinsjesdag」(プリンシェスダッハ)と呼ばれる日です。

歴史的背景は・・・1814年5月2日に行われたのが最初と言われています。その後は11月第1月曜日になり、10月第3月曜日となりました。
1848年の憲法の改定により、9月になり(が・・・第3火曜日ではなく、第3月曜日のまま)、首相達が国王の言うことを決められるようになったようです。今のような形になったのは、第一次世界大戦後のことのようです。
そして1888年以降は、9月の第3火曜日に行われるようになりました。
「Prinsjesdag」と言う言葉は、1930年から使われ始めたようです。
1931年には初めて、マイクを使い、撮影もされました。

そして何が行われるかと言うと・・・
1.3台の馬車で(乗る順番・人・馬車の種類は決まっている)・・・1台目は・・・??(誰でしょう・・・忘れました・・・汗)が、2頭の立ての馬車、2台目はプリンセス・マルグリートご夫婦(と、今年は3番目のお子様ご夫婦)が、4頭の立ての馬車、3台目は(女)王およびそのパートナー・皇太子夫婦が、8頭立ての「金のお馬車」に乗り、女王の執務室より旧国会議事堂ないの「騎士の部屋」へ行きます。(所要時間15分弱)

(これがその金のお馬車)
GoldenKoets.JPG

騎士の部屋の前に着いたところ。
GoudenKoets2.jpg


そこには王室のメンバー・上院・下院の議員達(Staten−Generaalと呼ばれる)・大臣達・招待された大使たちや重要な人に一般市民がいます。

2.そこで「次年度の計画」を指示します。
  オランダがより魅力的な国になるために、この部門に力を入れて発展させましょう・・・ということを(女)王がスピーチをされるわけです。

これがその模様。
koningin_200px.jpg

3.そのスピーチに基づき、「予算配分」計画書が、「9月第3火曜日」と言う名のケースに入れられて、経済大臣の元に届けられ、それを国会に持って行き、国会審議をします。(計画書は3つに分かれていて、見積もり・国家予算案・マクロの経済調査からなるそうです。)

これがそのケース
koffertje.jpg


この日の見所は、金のお馬車もそうですが、騎士の部屋に集まり女性達の頭の上にある物なんです。

そう、この日女性達は「お帽子」をかぶることになっています。なのでレポーター達は、「誰がデザインした、どこの帽子」と言うことを聞き出すのに一生懸命なんですよ。


ことしの「Prinsjesdag」のハイライトは、「こちら」よりごらんになれます。(24分くらいにまとめられています。)


 


posted by ニコラ at 20:46 | Comment(4) | TrackBack(0) | オランダ
この記事へのコメント
オランダ王室は政治的に影響力をもっておられるのですね。 日本の場合は実際のところはいろいろと詮索する人もいますが、表にでることはありませんね。
さて、影響力があると言っても、それは君主として個人的な考えから発言されているのでしょうか? それとも実際は日本の官僚のような存在(またはブレーン?)があってそこが考えた内容を代読されるのでしょうか? 少しだけ興味があるところです。
Posted by root at 2007年09月21日 12:06


引越しが終わりましたので、こちらでコメントをいたします。

オランダ国王および女王は、国のリーダーとの位置づけのようです。王とは別に政治的なリーダーの首相はいますけれど、国会で承認をされた立法関係は、全て国王(女王)が承認をすることになっています。でも政治的な責任は・・・ないのかな・・・?(この辺が難しいんですけど・・・)
発言は基本的には個人的な考えからとなると思うんですが、その背景には・・・色々な有識者からの意見・背後関係も含めて、色々下調べをされてのことだと思います。そしてここ数年は、何を言われるのかが事前に漏れてきているんですよ。
Posted by ニコラ at 2007年09月23日 05:36


ありがとうございます。
日本の天皇様も、内閣を任命しますから、似たようなところもありますね。 しかし、国の運営については、多少物は言われても、影響力はほとんどありませんね。

追伸
 このサイト、古い記事のコメントをみると左サイドのコメント一覧も最新の状態でなくなるみたいですね。 べつに困ったというほどではありませんが、 一瞬???でした。
Posted by root at 2007年09月25日 07:32


rootさま
コメントは表示が遅いようなんですよ。また確かに記事に合わせたように、左サイドのコメント一覧も出るようですね。なんだか変なんですけど。(^^;;
日本の場合、直接選挙で首相を選んでいるわけではないので、内閣の任命も天皇がするのではないでしょうか。なにがあっても中立の立場・・・難しいと思いますよ。昭和天皇も今上天皇も、好きな力士の名前は・・・言わないようですからね。
Posted by ニコラ at 2007年09月26日 04:30


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