2007年06月23日

同じ穴の狢



3月の末に、年金基金の投資先の問題性について投稿をしました。(その話題は「こちら」よりどうぞ)

年金基金が投資をしている先は・・・

1.地雷の開発・生産会社
2.Wal MartやTesco
3.Freeport McMoranという環境破壊をしている会社

と言うことでした。

これをレポートしたテレビ番組・・・Zemblaが、今度は焦点を「銀行」に当てました。

その結果・・・

オランダの大手銀行とは

1.ABN−Amro
2.ING(Postbankと合同・合併)
3.Fortis
4.Rabo

になります。

そしてこの4大銀行は、国連がボイコットしている国に投資をしているとのことです。またこれらの銀行は環境汚染を行う企業やクラスター爆弾や地雷製造企業に資金供給を行っている・・・とのこと。

ABN−Amroは武器輸出国であるスーダンの企業に資金を供給。スーダンは国連が人権侵害国としてリストにあげています。

ING/Postbank=800万人が口座を持つ
2006年の利益は、77億ユーロ

ABN−Amro=440万人が口座を持つ
利益は47億ユーロ

Rabo=900万人が口座を持つ
利益は23億ユーロ

Fortis=100万人が口座を持つ
利益は44億ユーロ

あわせて30兆ユーロの定期預金や投資用の預かり金があるとか。

そのお金を、中国にヘリコプターを輸出している会社に投資をしていると言う、調査結果もあるとのこと。そして中国は、そのヘリコプターを、スーダンに輸出している事実もあるとか。

そしてスーダンでは・・・皆さんもご存知の通りの状態です。

別の例では、シェルがロシアのシベリアでの石油のプロジェクト権を獲得しました。海岸に沿ってパイプラインをひいたそうですが、その資金はABN−Amroが提供。(金額は10億ユーロとか)その結果、この海域にいる鯨や鮭が、危機にさらされているとの事。


ING/Postbankが投資をしているアメリカの石油会社への投資額は、世界中の資源保護への全投資額よりも多いとか。


こうしてオランダの銀行が関与をしている環境破壊は、他にもたくさんあるとか。

その一方で、資源保護・環境保護の為に投資をしている銀行もありました。

ASNとTriodosという銀行です。

そして環境保護協会(VM)と社会党(SP)は、ING銀行との取引を停止すると発表しました。

全世界の定期預金などの70%が、イラク関係でアメリカにわたっているのは周知の事実ですが、それに漬け込んでいるオランダの銀行・・・。環境破壊はやめよう!とか、環境に優しい・・・なんてことを、一般市民が取り組んでいるにもかかわらず、銀行がそれと逆行することをしているとは、何ともいえない話です。

ゴア全副大統領の話のように、海水が6mも上昇したら、オランダはなくなります。それが分かっているにもかかわらず、そうなるように拍車をかけているような投資。

はっきり言って、唖然としました。

 


posted by ニコラ at 05:21 | Comment(6) | TrackBack(0) | オランダ
この記事へのコメント
うーん人間所詮目先なんでしょうか?

 私は、投資するほどお金はありませんが、防衛と称しながら人○しの道具 の開発をして給料もらっています...
ホントは職場の前で こんな仕事に荷担するのはやめろ! とハンガーストライキでもすべきなのかもです...

その一方で我が社は氷のたくさん行くところへの船もつくっています...
Posted by root at 2007年06月22日 21:43


いろいろと難しいものですね。

日本でも牛肉コロッケの中に豚のくず肉が入っていて、それが生協から出ていたって事実が分かって、びっくりしました。人間の良心ってどうなっているんですかねえ。
Posted by ぽん at 2007年06月23日 10:55


root さま
複雑な会社・お仕事なんですね。
戦争はよくないと分かっていながらも、まだまだ無くならないこの世界。残念です。アメリカがどこかに出向いていって戦争をするのは、開発した武器を試すためだとか。そして自国の兵士達も被害にあっているんですよね。
それをなくす意味でも、やっぱりそういう会社に投資や資金提供をするのは、やめて欲しいですね。
でも欲が絡むと・・・人は変わるんでしょうね。
Posted by ニコラ at 2007年06月23日 21:08


ぽんさん
もし同じようなことがオランダで起きたら、宗教的に困る人たちが大勢出ますね。それになんだか詐欺のような感じもするし。分かんなきゃ良いや・・・じゃ困るんですよね。いつかは自分の身に降りかかるかもしれないんだし。
Posted by ニコラ at 2007年06月23日 21:14


そうですね。複雑なのかもしれません。 しかし世の中信じられないような会社が信じられない物を作っていたりします。 かつてはお寺の鐘と音のような名前の方が社長をしていた自動車会社が戦闘機のミサイルを作っていたり、織物機械メーカーが水中爆弾を作っていたりとかあったものです。 もっと小さい部品レベルになるといよいよ複雑かもしれません...
ちなみに私の会社は立ち回りの悪さか良さかしりませんがそんなことも功を奏してかどんどん私の希望する方向に進まされています。経済用語シ○アを失うともいうのでしょうけれど...(本当はここの社員としては滝汗なんでしょうが...)

 これでは、自分の当面の立場が危うくなりかねませんが、内心ではそれでよいのではとおもっています。 なにも我が社がやらなくてもやりたいと思ってやるところがあればまずはそこに任せればよい、そんな風にもおもいます。 ちょっと逃げではありますが
Posted by root at 2007年06月23日 23:55


rootさま
一般社員は会社の方針には逆らえませんからね。それはそれで、辛い部分がありますよね。自分が上層部であれば、戦争とは関係ない世界で勝負をするように出来るのでしょうが、一般社員では・・・普通は無理ですよね。
確かに戦車の部品を数えたら、零細企業といわれるところが作っていたりするでしょうからね。それはそれで難しいですよね。
戦争はよくないものだと分かってはいても、生活が掛かると足を踏み込まなければならない・・・そんな状況もあるのでしょうね。
でも銀行はお金という手段を使って、権力を行使していますからね。銀行がローンを組まなければ、会社も資金調達が出来ないわけです。資金調達が出来なくなれば、開発・製造は出来なくなる・・・と思うのは、素人考えなのかな・・・?
Posted by ニコラ at 2007年06月24日 17:57


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