2007年03月29日

年金の確保とその方法



オランダテレビ3(確か・・・)で月に1回ほど放送をしているZembla(ゼンブラ)。問題提起をする番組で、この番組がきっかけで、前にはアヤーン・ヒルシ・アリ女史の名前の問題が持ち上がりました。

先週の放送分もそうなりました。私は見ていなかったのですが、五右衛門がその番組を録画していたので、あとから見たのですが・・・もうびっくりです。

そしてその翌日は、テレビ・ラジオではこの番組の内容について、色々と紹介していました。

そのテーマは「年金」。

オランダの年金制度は、日本とは違うようですが、詳しくは知りません。五右衛門に聞いても、「良く分からない」との事。(^^;;

ただ分かるのは、65歳になったら年金生活になる・・・ってことですが、私自身は日本で言う国民年金のようなものは、全く支払っていません。本当にもらえるの・・・でしょうか??

五右衛門はもらえます。理由は・・・・まぁ〜先ずオランダ人であり、会社で仕事をしてた事もあるし、現在も個人的に年金を積み立てているからです。

ではその番組でも取り上げていたその年金。他の人たちは・・・?


日本で言う厚生年金は、オランダでもあるようです。大きな会社であれば、その会社独自で年金対策部署があるようです。小さな会社であれば、同じような会社や類似した会社でグループを作って、年金対策をしているとか。

では、その年金対策をしている部署がしていることは・・・?

これが今回のその番組のテーマでした。論理的に考えると、まぁ〜やはりその手を使っているか・・・と思うのですが、その先が問題でした。

その手段とは、投資。

その投資先は・・・。

アメリカではインターネット上で、どの会社がどの会社に、どのように(いくら)投資をしているのか、直ぐに見つけられるそうです。情報公開が進んでいる証拠なのでしょうか。

オランダの場合は、そのような情報は公開されていないので、アメリカで公開されている情報を頼りに、オランダの会社の実態を探っていました。

そうして見つけた事実・・・。つまり投資先は、

1.地雷の開発・生産会社・・・オランダ政府は地雷撲滅に勤めている
2.Wal MartやTesco・・・・ここの商品は「子供労働者」が生産しているが、オランダとしては反対の立場をとっている
3.Freeport McMoranという環境破壊をしている会社・・・自国では法規制で出来ない事を、他国にて(発展土壌国にて)汚染をしている

オランダの年金基金の総額は、6710億ユーロ。年金基金の総数は約600。9割の労働者は年金が義務付けられており、毎月数百ユーロを支払っているとか。

が・・・どのような投資をしているかの情報は、全く表示されていないそうです。

それが証拠に、この番組では7大年金基金を対象に調査をしたようですが、その1社で働く女性は、「軍関係や子供労働に反対をしていく」ための仕事をしているのですが、彼女が所属している年金基金は、そのどちらにも投資をしている・・・という実態でした。


「法規制がないから」という理由で投資をしている基金。確かに預かった資金を大きく増やす事は、年金を貰う立場の人にとっては大切な事です。生活の基盤になるものですから。

しかし・・・犠牲を払わせて成長している会社に投資をするという手段は、やはりよくないです。

番組で取り上げていた年金基金は・・・
ABP、PGGM、鉄道年金基金、シェル、DSM、ネドロイド、SPOV(公共交通機関・・・らしい)

この番組をきっかけに、また法規制や人道的見地から自主的にそのような会社への投資がなくなるかもしれません。

そうなって欲しいと思います。


あぁ〜また硬い話題になってしまった・・・。(^^;;


 


posted by ニコラ at 04:53 | Comment(4) | TrackBack(0) | オランダ
この記事へのコメント
日本もアメリカも、恐らくどの国でも、長寿の為、老齢化が進み、年金を支払っていても、受取れなくなる事態になると言われていると思います。
当然ながら、まず国民が優先ですから、その他の人間は削減されていく枠に入っていきます。
結局、一生働かないと生活出来ないのでは?? と言う暗い将来を背負っているような気がします★
ちょっと本題から離れてしまったかな??
Posted by pineapple at 2007年03月30日 16:05


pineappleさま
オランダは民主主義ではありますが、かなり社会主義のところが残っています。社会主義であった時代はないのですが、オランダの歴史がそのような考え方を植えつけたのだと思いますが。
日本とドイツは年金の相互条約があるようで、ドイツで払った年金を日本に振り替えたり、またその逆も出来るとか。でも残念ながらオランダはありません。理由は・・・社会主義的な背景からですね。
聞くところによると、18~65歳の間に住んでいた年数で、年金に換わる補助が出るとか。年金は労働をしたことのある人がもらえるわけですが、それだと専業主婦だった人たちはもらえなくなりますからね。
その辺の「差別」はありません。なので、一応20代後半から住み始めているので、65歳まで住んでいれば・・・80%くらいの補助は貰えそうです。
が・・・その補助の出資形態がもしかしたら、やはり問題かもしれませんね。必要な年金ですが、撲滅を目指している産業に出資をしての資金集めは、やはりよくないですよね。
Posted by ニコラ at 2007年03月30日 16:36


教育制度と日本自衛隊を護衛してくれたオランダ軍(でしたよね)ということで親近感というか興味を感じたオランダでしたが、
 オランダの現実を少しづつ紹介していただくにつれ、どこの国も現実を生きているのだなという気がしてきました。 絶対的善悪間だけではこの世を生きていくのは難しいということでしょうか? 年金の投資先だけの事でなく、表の顔とは全然違う顔をもった会社はいくつもあります。 非合法という意味ではなく、たとえば平和的な社名から想像もつかないような会社が兵器を作っていたりします。 年金問題からはなれてしまいましたがそんなことを思ってしまいました。
 でも、お金を得るためなら非合法でなければ何をやってもよいかということではないでしょう。 やはり真実を知らせる、知るということが重要なことであり、よりよい方向性を模索する第一歩なのでしょうね。
Posted by root at 2007年03月30日 17:30


rootさま
シェイクスピアの「ベニスの商人」のモデルは、ユダヤ人ですが、オランダ人もまだまだ東インド会社の時代の影を背負っているような気がします。すべては自分の特になればよい・・・そんな事が多いです。
自衛隊は軍ではないという前提のため、確かにオランダ群が警護をしていました。教育制度も、オランダを見よ!という風潮があるように受け止めています。でも実際は・・・オランダの教育制度も問題だらけ。予算が削減され続けていた結果だとか。また社会の風潮も、自分さえ良ければよいというのがあります。
それか会社も同じ。利益が出るならどんな手段でも・・・といったところでしょうか。それがゆえに、大会社の一部門の売却をし、その利益を株主に割り当て、その後は「し〜らないよ!」ということが、起ころうとしています。(もう起こっているのかもしれませんが、把握していません・・・)
今回のこの番組も、ある意味ではまた問題提起をした形となりました。また大きな一歩を踏み出せる事と思います。
Posted by ニコラ at 2007年03月31日 19:14


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