2007年03月15日

警察VS市民



日曜日の夜、ユトレヒトのOndiep(オンディープ)という地域で、市民同士の乱闘があり、警察が仲裁に入ったものの、逆にナイフで脅されたので、対抗する意味で「拳銃」を使用しました。その結果、1人の市民が死亡する事件になってしまいました。

翌日から、この地域では警察に対する反抗が行われているようです。

この地域の直ぐ傍に、五右衛門の仕事場はあるのですが、私が通る場所・時間帯によってか、そのような反抗を目にした事はありませんでした。それでも、仕事場の門の傍には・・・

Ondiep3.jpg
自転車のおまわりさんと、騎馬警察といました。(馬の落し物が・・・臭かった・・・。自転車のおまわりさんの1人は、タイヤがパンクしたのか、一生懸命に落し物の横で・・・シャコシャコやってましたね〜)

が・・・連日のニュースでこの事件のその後が報道されています。そして一昨日の夜から・・・火曜日の夜になりますが・・・


Ondiep1.jpg

Ondiep2.jpg
(どちらも、ゆ〜〜〜〜〜っくり走りながら、シャッターを押したので、ちょっと曲がっているかな?)
このように道路が封鎖されています。

この地域の住民でなければ、このバリケードの中に入ることすら出来ないと聞きます。車が入れる場所も決まっていて、自由な通行は出来なくなっています。

この地域は古い地域で、「昔のユトレヒト」を知っているご老人達がたくさん住んでいらっしゃいます。そして日本でもお馴染みの、アントン・ヘーシンクさんの道場もあります。現在は息子さんのアントン・ヘーシンク・ジュニアさんが、ここにはお住まいだそうですが、もしかしたらシニアのアントンさんも・・・昔はここにお住まいだったかもしれないような場所です。

この地域の住民の数は・・・2千人?2万人?とかって、市のニュースでは言っていました。古い住宅地ですが、「取り残された地域」となっていたようです。

だからと言っては何ですが、住宅地であるにもかかわらず、原付がぶっとばし〜〜〜とかもしていました。でも、それをコントロールする人が、誰もいません。ヘーシンクさんもおっしゃっていましたが、「問題があって警察に連絡をしても、誰も来てくれない場所」だと。

そのような場所に、たまたまやって来てくれた警察。それなのに、発砲騒ぎとなり、死亡者まで出てしまいました。とても残念なことです。その結果、バリケードが設置され、「あなたは住民ではないから」ということで、介護が必要とされている人たちに、介護を提供できない人たちが出てしまいました。身分証を提出してもだめだとか。

今日木曜日の7時から9時までの予定で、抵抗のためのデモとして、行進が行われると聞きました。そして午後11時以降は、この地域への立ち入りは、住民以外は出来ません。もし無理にでも立ち入ろうとするならば、400ユーロの罰金だとか。

昨日もシンクロの帰り道・・・午後7時ごろでしたが、サイレンは鳴らさずにライトだけつけて巡回しているパトカーがたくさん走っていました。さっちゃん・みーちゃんでさえも、「普通じゃない」と感じる雰囲気がありました。

1日も早く、警察からの説明や謝罪などが発表され、この地域の住民の方々が普通の生活に戻れる日が来ることを望みます。


 


posted by ニコラ at 21:44 | Comment(8) | TrackBack(0) | オランダ
この記事へのコメント
五右衛門さんの会社の近くにあのような所があるのですか大変ですね 何事も無く済めばよいのですがニコラさんも気よつけてね 何かに巻き込まれて大変な事になりませんように気よつけてね。
Posted by ダルマ at 2007年03月16日 05:36


ダルマさん
昼間は皆さん仕事があるためか、落ち着いています。やはり家に帰ってくると・・・その前にコントロールを受けて、という作業もありますから、事件のことを再確認してしまうと思います。
早く収拾して欲しいですが、一歩間違えると昨年のフランスでの暴動になりかねないよ・・・とシンクロでのママたちは話していました。寄りたくないですが、寄らないと仕事場にいけないので・・・困ったもんです。
Posted by ニコラ at 2007年03月16日 20:29


わぁ〜、大変な事になってしまいましたね。
警察の発砲した理由は、自己防衛になるのでしょうけど・・・
他の方法はなかったのでしょうかね??
ホント、いち早く元通りの生活に戻ればいいですね☆
Posted by pineapple at 2007年03月17日 06:32


pineappleさま
そうなんですよ〜。市民の怒りが一時的であって欲しいのですが、警察が絡んでいるので・・・ちょっと心配です。
警察も何かの声明を発表したほうがいいのでしょうが、「調査中」ってことで何も言っていないようです。だから余計に過激になっているのでしょうね。
Posted by ニコラ at 2007年03月17日 19:18


 オランダでは警察は国家権力の象徴側面が強いのでしょうか?

 日本は公安警察はたしかないことになっているので、善良な市民の味方のおまわりさんというイメージかとおもいますが、そのわりには、不正は増えています...

  日本の場合は市民が警察に直ちに集団で抗議するといようなことは、まだこのような事は起こらないかもしれませんが、警官は昔に比べて簡単に発砲するようになりましたね。

 いずれにしてもはやく沈静化してほしいものですね。
Posted by root at 2007年03月18日 12:14


rootさま
どうでしょうね。。。子供達にとっては、結構親しみがあるようですが、大人たちにとっては・・・違うと思いますね~。サッカーのサポーター同士のいざこざなどにも出動しますから、結構敵視している気がします。
おまけに、「治安が悪い」といわれ久しいですが、仕事をしていないというのがもっぱらの意見です。お隣のドイツでは、路上勤務は1日7時間とからしいですが、オランダでは2・3時間とか。その差をどのように埋めるか・・・、埋められていないのが実態です。だからかなり場所によっては、治安が悪くなっているそうです。実際、家の前に止めてある車の窓ガラスが割られても、な〜〜〜〜んにもしてもらえませんからね。

国家のサービス職種であるはずだけれど、「労働者としての権利」が認められすぎて、市民への公務が置き去りになっていますから、余り温かい目では見ていない気がします。
Posted by ニコラ at 2007年03月18日 22:00


ニコラさん
 ご丁寧なコメントありがとうございました。 まだまだ日本人は勤勉なのかなとも思わせていただきましたが、日本でも公務員さんの効率は、企業の似たような事務をする方々に比べたら劣ることは多いのかもしれませんね。
 それはともかくも、治安が悪いというのは、持っていたイメージからはちょっと意外でした。 ちなみに、自動車がガラスの被害だけで済んだのでしょうか?
Posted by root at 2007年03月19日 12:32


rootさま
オランダもヨーロッパの一国ですからね。(苦笑)
普段、街中を歩いている分にはそれ程感じませんが、人出が多い時には・・・かなり気を使います。特に子連れの場合は。
「喧嘩」などを待っている人たちも、中にはいますからね。
車関係で言えば、車あらしはまだ良いほうで、車がなくなってしまう場合もありますからね〜。我が家は助手席のガラスが割られただけでしたが(何もとられなかったし、壊されなかった)、何もなかったからと、エスカレートする人もいるようです。
日本はその点、ものすごく安心できますよね。
Posted by ニコラ at 2007年03月19日 19:48


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