2007年01月09日

とうとう・・・



私がまだ小さかった時、お隣に住んでいた奥様が、幼稚園の先生をしていたとかでピアノがありました。遊びに行くと、そのピアノに夢中だったとか・・・?

バレエを習いに行っていた横浜のスカイビル。もちろん今の綺麗なものではなく、昔のですよ〜〜!!まだ横浜駅が、東西が繋がっていなく、古めかしい駅だった頃のお話です。

レッスンが始まる時間に合わせて家を出ればいいものを、なんだか家を早く出ていたようで、始まるまでにかなり待っていたとか。その時間を利用して、最初はスカイピルでピアノを習い始めたようです。

が・・・集中力がなかったのか、やる気がなかったのか・・・全く埒が明かなかったために、先生に出張をしていただいての自宅レッスンにしたとか。まぁ〜手の焼ける子供だったようです。(^^;;

そして自宅には日本に住んでいたドイツ人が置いていったと言うピアノがやってきました。そのときのことは全く覚えていませんが、そのピアノのことは覚えています。

ドイツからやってきたそのピアノ・・・足に飾りが施してあり、真っ直ぐではなくカーブしていて、音もヤマハやカワイとは全く違う音。鍵盤も昔に作られたピアノなので、象牙を使ってありました。

そのピアノも・・・オランダに来るに当たって処分をしました。3万円くらい払って、「もって行ってください」とお願いをしたのです。引取りの時には母がいたのですが、「こんなピアノ、見たことがない」って様なことを言っていたとか。

普通であれば壊してしまうはずのピアノですが、このピアノは・・・きっと誰かに売却されたのでは・・・?と思います。

そしてその事を知っている五右衛門。結構気にしていたようで、ピアノを入手したいと思っていたようです。そしてある日・・・


当時の五右衛門の職場は、老人用アパートにある事務部分の一室。そのアパートの玄関部分に、「ご自由にお持ちください」の張り紙が貼ってあるピアノを発見したとかで、電話をしてきました。

話を聞いてみると、とても古いピアノのようで、前面にはろうそくホルダーが付いているとか。今はそのようなピアノは、めったにお目にかかれませんし、かかったとしても・・・確か普通のピアノよりかなり値段が張ったはずです。

そのようなピアノがただでもらえるよ!ってことで、五右衛門はかなり興奮をしていました。ただし・・・運送費は自分持ちで、当時私たちはアパートの4階に住んでいたので、自分達では全く輸送できません。運送屋さんを探してみると、運送費がかなりの値段。

でも・・・思い切ってということで、譲って貰うことに。

そしてやってきたピアノは・・・

piano1.jpg
こんな感じでした。

今の家に引っ越した時も、ピアノと洗濯機だけ引越し屋さんに持ってきてもらったのです。

それから始めた調律。もう10年以上も調律をしていなかったのでは?と調律師に言われるほどひどい状態だったそうです。

ということで、出来る限界での調律。その結果は・・・完全には調律は出来ず、レの音がドになると言うものでした。それでも、数年かければ完全に出来るかも・・・との願いをかけての調律を続けたのですが、昨年の調律で、

「もうこれ以上は無理。」との宣告を。

音を完全にさせようとしたら、中のピアノ線を総取替え、および修理も必要で、最低でも2500ユーロはかかるといわれました。

それは、新しいピアノが・・・ヤマハなどですが・・・買える金額です。

ということで、五右衛門と相談をして・・・このピアノを使うのは将来的に問題が起きるので・・・なにせ鍵盤はレでも、音はドなので音を間違えて耳が覚えてしまうので・・・このピアノでレッスンを受けることは出来ませんので・・・このピアノを手放すことにしました。

このようなピアノに出会うことはこれから先ないとは思いますが、インテリアとしておいとくには、場所をとりすぎるし、引越しが今年は予定されているので悩みの種でもあったのです。

そしてクリスマスツリーを飾る時に写真を撮り、オランダ最大の売ります・買いますサイトに載せました。直ぐに欲しいと言う人から連絡があり、今日・・・このピアノを引き取りに来ました。

今はピアノが置いてあった場所がぽっかりと開いています。私の心の中にも、同じような穴がぽっかりと開きました。毎日ピアノを弾いていたわけでもないし、愛着がものすごくあったわけでもないけれど・・・やっぱり寂しいものですね。

私がただで貰ったので、今回もただで引き取ってもらいました。このようなピアノを欲しいと思っている人がいるとは思わなかったので。(^^;;

五右衛門は「それが原因だ」と言いました。25ユーロででも売ればよかったと。今となってはもう遅いけど、穴だけ開いて・・・ほんと、寂しいです〜。


 


posted by ニコラ at 21:03 | Comment(10) | TrackBack(0) | 日常生活
この記事へのコメント
 お母さんから聞きましたがピアノを手放したとか貴方は三歳に時にピアノを習い始めたのをしってますよ。高校生になっても習っていたと聞いています 今度なくなって寂しいことでしょう これからお嬢さんにも教えることが出来るのにでも音が狂っていればでめですね 何時ごろ引越しなさるのでしょうか、
Posted by ダルマ at 2007年01月09日 23:58


お母様と子育ての話しをした時そんなお話しを伺いました。私もピアノは子供の頃の夢でした。私の娘もニコラさんと同じ位の年齢でやはり3歳から習わせました。
幸い好きで音大で音楽学を勉強。今は男児2人に振り回されていますが子供達のバィオリンの伴奏をしたり近所の子供に教えています。自分で買うからと私の夢の為にグランドピアノは置いていってくれましたので、遅ばせながらも夢を叶えようとボツボツと練習しています。無くなってしまった寂しい気持ちよ〜く解ります・・・。でもお子様のためには音の狂ってないほうが良いですものね!新しいのを頑張って買って下さいね。(^^♪
Posted by ケイコ at 2007年01月10日 06:38


私は、6歳から18歳まで習っていました。それまでは、幼稚園で、先生から習い、オルガンを弾いていました。そのくらい、弾くのが大好きでした。でも、母が「将来、仕事にしないのなら、止めなさい。」と言い、無理矢理、止めさせられてしまいました。今でも街でピアノを見ると、習っていた時を思い出します。私のものは、母の従妹である私の先生の所に引き取られました。実家に帰ると、そこにものがないことに寂しさを覚えますが、あんなに好きだったのに、今では、1曲たりとも、まったく、弾けないことが一番、悲しいです(苦笑)。

音感は、大切ですから、やっぱり、きちんと音が出るピアノは、耳のために良いと思います。
Posted by ぽん at 2007年01月10日 07:20


アンティークのとっても良い感じのピアノ☆
知らず知らずのうちに溜まっていた想い入れ、愛情が手放す時に現われてきたんでしょうね☆
良い想い出として、心に刻んでおいて上げましょう!!
Posted by pineapple at 2007年01月10日 15:32


私も3歳くらいから8歳くらいまでピアノを習いました。最初は10歳年上の姉がピアノを習っていたので、姉妹で通いました。だけど、遊びたい盛りの小学生低学年で「ピアノ教室をやめて遊びたい!」と泣き叫びやめ、その後ピアノを習い続けていた姉に教わったのですが、姉妹だとどうしてもうまく行かず、やはりやめました。
子供時代に♪楽譜♪を見て音を出す訓練をしていた事は、大人になっても生きています。仕事で目と耳と手を同時に別々に動かすときに生きます。
それと、数年前にヴァイオリンを習ったときにも楽譜に抵抗がなかったです。
姉はその後音大へ進みました。姉のピアノを聴かなくなって20年以上も経っていますが、今ごろになって、私が幼少時代から高校生時代に生家で聞いていた姉のピアノ演奏曲が1番心安らぐ音楽だったりします。
子供時代に生演奏を聞いている体験は、歳を取ってから効果が出るようです
Posted by よね at 2007年01月10日 18:18


ダルマさん
2~3月中に一度引越しをする予定のはずですが、まだ大家の会社から全く連絡がないので・・・まだ未定です。五右衛門は次のピアノの購入を・・・考えていますね。「音楽のある家庭は、心に安定を築く」といっていますので。引越しの前か後には、購入することになると思います。
Posted by ニコラ at 2007年01月10日 22:28


ケイコさま
お嬢様が音大ですか!私と違って、腕・耳はものすごいのでしょうね~。(当たり前だけど!)
私も絶対音階が耳についているので、どうしてもこのピアノを弾くと、背中が痒くなっていたのです。(^^;; だから手放す理由も自分で納得しているし、五右衛門も納得させたのですが、やはり頭で思っていることと、実際に目にして体験するのとでは、かなり違いますね~。
グランドピアノが入るようなご自宅・・・凄いですね!
Posted by ニコラ at 2007年01月10日 22:33


ぽんさん
ぽんさんもはやり長いこと、ピアノを習っていたのですね!同じ年代でしょうか!?(^^;;
ピアノは・・・だけではないと思いますが、弾かなくなると、手が動きませんね。さっちゃんが学校で・・・習いたい人だけが習ったのですが(月謝も払って)、縦笛を習いました。先生の都合で1年で終わってしまい、夏休みの後はたまにしか吹いていなかったら、かなり忘れていましたね。やはり毎日の積み重ねのようですね。
Posted by ニコラ at 2007年01月10日 22:36


pineappleさま
この写真も、サイトに広告を載せるために撮ったものなのですが、今ではこの写真と、昨年の調律の時にみーちゃんが撮った写真しかありません。(それもボケてるし・・・)
新しいオーナーのところで、喜ばれているといいな~と願うばかりです。
Posted by ニコラ at 2007年01月10日 22:38


よねちゃん
私が小さかった頃、毎日のように聞いてぼろぼろになったLPがありました。ピアノのレコードです。そのピアニストの演奏がもう頭の中に組み込まれていて、かなり大きくなるまで・・・他のピアニストのレコードなどが聞けなかった覚えがあります。拍子のとり方、音の強弱のつけ方など・・・体に合わなかったようです。(^^;;
体の一部になっている音楽があると言うことは、とても贅沢ですよね!
Posted by ニコラ at 2007年01月10日 22:41


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