2006年11月09日

価格戦争



オランダの大手のスーパーは、アルバート・ハイン。これは創業者の名前です。

1887年に、Oostzaan(オーストザーン)というところで、始まりました。

このスーパーの略称は、AH(アーハー)で、シンボルカラーは水色です。

またこのスーパーは、大手ということもあり、価格が高いといわれ続けていました。そのため、移民の方たちがこぞって買い物をする・・・という場所ではありません。もちろん、安売りの目玉商品を購入する姿は見かけますが、毎日の買い物をする場所ではありません。

(白人系の)オランダ人が「買い物に行く」というのに、「アルバートハインに行くから」という表現を使うのも、そんな影がチラホラ・・・?


しかしここ数年、このアルバートハインは価格を下げることに執着をしていました。安売り週間として、「ハムスター週間」を設けたり(値段を安いほうに丸める)、日ごろでも、1・2セントではあっても、少しずつ値段を下げていました。

その結果・・・


仕入れ価格が生産業者の生産価格よりも下げられてしまい、生産するごと、また卸すごとに赤字になるため、生産者側から「卸さないよ〜〜〜!!」との告知もありました。

また、有名ブランドの商品に似せたパッケージデザインにして、独自ブランド商品を購入させているのでは?との疑いをかけられたこともあります。(これはパッケージのデザインを変更せよとの裁判所命令が出たと記憶しています。)

そしてこのアルバートハインの売値を下げるという動きは、アルバートハインだけにとどまったわけではなく、他のスーパーにも波紋が及びます。

オランダにあるスーパーは、ドイツ系のリードル(Lidl)・アルディー(Aldi)、C1000、コンマー(Kommer)、スーパー・デ・ブーア(Super de Boer)、プルス(Plus)、ディルク(Dirk)などなど。

これらのスーパーも、値段を下げざるを得ない状態になりました。

そして中には生き残れずに、共同運営や吸収・合併などが繰り返されてきました。

そして数ヶ月前、二大スーパーの倒産がニュースとして流れました。それまでも、共同運営・合併にて、なんとか生き残ってきたのですが、アルバートハインに買い取られてしまったとか。

そのニュースが流れてからも、スーパーの経営は続けられていたのですが、今週の月曜日に何気なく行ったショッピングセンターの一角。そこにはコンマーがあった場所ですが、シャッターが閉められたまま。その前には中をのぞくお客さんの山。

思い出してみれば、その日の朝の買い物で、アルバートハインのカートに混じって・・・というか、別に列を作るほどコンマーのカートがありました。

「つまりはこう言う事だったのね〜」と理解した次第です。(^^;;

そして水曜日。シンクロに来ているほかのママさんたちからの情報で、より鮮明になりました。今までコンマーのあった場所に、アルバートハインが引越しをするとの事。

確かにね〜、コンマーのほうが広かったから、納得よね!

というのが、皆の意見。


かなりの大手スーパーの倒産にて、益々アルバートハインの勢力は強くなるのでは?と思われます。

スーパーと言えばアルバートハインだけ!にならないようになって欲しいのですが、いったいこの価格競争の波紋は、いつまで・どのように続くのでしょうか・・・?

価格が下がるのは嬉しいことですが・・・ギルダーからユーロに変わったとき、値段はギルダーのままで、価格記号がユーロに変わっただけなので、値段はかなりの値上がりをしたことになっていますから・・・その波紋で倒産や首切りが行われることは、何と言っていいやら・・・。

ちょっと複雑な気持ちです。


posted by ニコラ at 22:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日常生活
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