2006年10月06日

従来通り?それとも・・・



11月22日は選挙の日です。7月に内閣が総辞職をしたために、満期を待たずに選挙が行われます。

オランダ語で「Tweede Kamer」=直訳だと第二の部屋の議員たちを選ぶわけです。日本で言う衆議院、アメリカで言う下院でしょうか。

選び方は・・・日本とは全く違い、全国区の比例代表制だと思います。

リスト1からリスト・・・・出馬する党が全部数字をもらいます。その順番は、その前のときの議席獲得順だそうです。

なので今回は

リスト1=CDA(キリスト教民主)
リスト2=PvdA(労働党)
リスト3=VVD(なんていうのかな・・・?)

とかいう順番だと思います。

そしてそれぞれの党が、当選させたい人をリストにします。そしてその1番目の人は、院内党代表(fractievoorzitter)と呼ばれたり、選挙の時には候補者名簿筆頭人(lijsttrekker)と呼ばれたりします。

そしてその筆頭人たちが、機会があるごとにディベートをします。小さい党だと呼ばれません。大抵は上位10党くらいでしょうか。


その選挙戦も終わり、投票となるわけですが、今年はちょっと雲行きが怪しいのです。なぜなら・・・


オランダの選挙は、朝7時ごろから9時ごろまでできます。日にちを見ていただくと分かりますが、「水曜日」にあります。日本のように日曜日ではありません。

投票に行かない理由として、「仕事があるから」と言うのはありません。呼び出しのはがきが送られてきてから、代理投票もできるし(委任状を作る)、先に投票もできます。それに朝も早くから、夜も遅くまで開いているので、「5分くらいは時間があるでしょ!」って事も言われそう。(^^;;

そうして投票がされた集計は、その日の夜中の12時ごろ、結果が判明します。当日開票よりももっと早い方法だから、そんな時間に分かるのです。

そう、


この写真のように、機械で投票をするのです。

9時で投票を締め切ったら、投票所の管理人がデータを処理すると、どこかのターミナルで集計作業が一斉に行われ、結果発表となるわけです。

そして今問題になっているのは、この機械の安全性です。

この機械は1985年ごろお目見えをして、そのまま進化を遂げていないそうです。(^^;;
つまり、いわゆるハッキング対策がされていません。

そのハッキングの仕方も、「箱を開けて、チップを取り替えるだけ」と言うものでOKだとか。それだけで、リスト5に投票をしたにもかかわらず、リスト1に投票したように、集計がされるようにできるとか。

箱を開けるために必要な「鍵」も、全部の機械(8000台分)が「ひとつの鍵」の種類だとの事。つまり鍵をひとつ入手したら、8000台分全部のチップを取り替えることができるわけです。そしてその鍵も、闇の世界では簡単に入手できるとか。

またこの機械も、テレビ会社は簡単に「借りる」ことができました。「厳重な警備」が必要だとされているものにもかかわらず!!

そしてこの機械・・・4年に1回検査を受けるようですが、8000台ある機械のうち、「たった一台」だけの検査だとか。

パソコンのセキュリティーの専門家や、何かの専門家は(これは度忘れ・・・)、「安全ではない」と言うことをかなり長い事言っているようですが、政治家は誰も耳を貸さないとか。

でも昨日・今日とテレビ放送されたことを受けて、昔ながらの「赤鉛筆投票」に戻ろう!って動きも出てきているようです。

現ブッシュ大統領が当選をした前回のアメリカの大統領選でも、フロリダでは機械がきちんと動かなかったために、手動で投票用紙を数えましたよね。その機械も、ブッシュ大統領とか家族がが関係している会社が納品をしています。

機械ではブッシュ大統領が当選となり、大統領になりましたが、手動での集計では週百票の差でゴアさんが当選でした。

こんな事もあるので、機械を100%信頼をするのは、いかがなものかな・・・と思い始めました。

今回はオランダの国会議員の選出なので、私には選挙権はありません。五右衛門は、「機械で投票もいいけれど、紙での投票も同時にすべきだ」と言っています。そして集計の結果を見比べるべきだと。

こんな騒動になって、五右衛門が選挙に行くかは分かりませんが、「赤鉛筆での投票」と言う昔ながらの方法では、やはりごまかしはできませんから、一番安全なんでしょうね。(名前が書いてあるリストには、丸が書いてあり、その丸を赤鉛筆で塗りつぶすと言う方法でした。)


果たしてこの投票の機械・・・どうなるんでしょうか。

こんな機械でも、1990年代に北欧のどこかの国に大金で売ったようです。今その機械はどうなっているんでしょうか・・・?











posted by ニコラ at 04:44 | Comment(2) | TrackBack(0) | 政治の世界
この記事へのコメント
私もニコラさん同様、選挙権が無いので、選挙に関しては全く無関心です。(汗)
機械での投票は、確かに即票なので、いち早く結果が分かり、素晴らしいと思いますが、その分疑惑だらけ・・・
手書きだと・・・
これまた問題。アメリカでは、まるからはみ出ているのが駄目とか色々あるようですよ〜。
皆が納得出来るような、名案でもあればいいんでしょうけど・・・
Posted by pineapple at 2006年10月06日 14:57


pineappleさま
オランダでの紙での投票が、どのように集計をされるのか・・・体験をしたことがないので分からないのですが、丸からはみ出ていたら無効なんて、ちょっと厳しすぎる気が・・・。
日本だと、自分で投票したい人の名前を書くわけですが、間違った漢字だとやはり無効ですよね。でも名前のリストとか、どこにも貼っていないから、間違える可能性もありますよね・・・。(癖とかもあるだろうし)
簡単で、疑惑が残らず、早く集計できる方法を考え付いたら、ノーベル賞もらえるかしら!?(^^;;
Posted by ニコラ at 2006年10月07日 04:36


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