2006年09月22日

またもや、大臣二人辞任



昨年の10月26日から27日にかけての夜、スキポール空港に隣接されている政府の施設にて、火災があり、11名の方がお亡くなりになりました。

その施設にいた方たちは、正式に入国が出来ない立場の方たちでした。日本とオランダは、90日までの滞在はビザ無しでできますが、そうでない国からは入国のためにビザが必要になります。それを知らずにオランダに来た人たち・知っていたかもしれないけれどビザを取得せずに来た人たちが、一箇所に集められていた施設でした。

留置所というのでしょうか。

この施設の別の場所には、「ボールを飲んだ人たち」と言われる違反者達が収容されているそうです。(このボールとは、小さいボール状にした麻薬のことで、これを飲み込んで入国しようとする人たちです。)

政府の施設ですが、関連する省は・・・法務省・移民関係の省・The Netherlands Ministry of Spatial Planning, Housing and The Environment(通称オランダ語ではVROM)と言う省に、施設のある市です。

そして今日、約1年にわたる調査・検証結果が、ベアトリクス女王の妹のプリンセス・マルグリートのご主人である・・・ピーター・ヴァン・ヴォレンホーヴェン氏より発表されました。彼は「安全評議会」と言うような組織のトップマンです。

そして二人の大臣が、責任を取る形で辞任をしました。


その二人の大臣は、このお二人。


(写真はNOSより)

先日のプリンシェスダーハのときに、「悲しい顔をしているね」と言われた男性が、この右側の方。法相のドナー大臣です。左側がVROMのデッカー大臣。

このほか、ハーレマーメーア市長も辞任をしたとか。


調査によると、


火災が発生したのがわかってから、ガードマンがその部屋のドアを開けようとしたが開けられず、助けを求めに行った

3分後に部屋のドアは開けられ、ドアはそのまま開けられたままであった

そこから天井に火は回り、天井は落ち、あっという間に火が施設に回った

スプリンクラーは設置されていなかった

天井についている熱を逃がす穴は、役になっていなかった

夜勤のガードマンの数は、少なかった

火災訓練などは実施されていなかった

消防車を呼んだけれど、来るまでに時間が掛かった
門を通るのも、1回に1台ずつで、1台通るごとに門は閉鎖され、開くまでに時間が掛かった

市は建設の許可をするべきではなかった

政府が基準を守っていれば、これほど多くの犠牲者は出なかった


などなど・・・。


参考ページ
VROMの英語のページ

VROMのオランダ語のページ

NOSのHP(オランダ語)


火災に関しての参考ページ
NOSより(オランダ語)




政治とは関係のない組織が、調査をし、結果を発表しました。発表したのは王室関係者ですが、損得のない立場から、事実を突き詰めての結果発表。責任を取らざるを得ない結果になったわけですが、3年続いている現政権のバルケネンデ内閣。いったい何人の大臣が辞任をすれば、治まるのでしょうか・・・。

現在の内閣も、11月22日の選挙までの暫定内閣。そこからまた辞任者が出たというので、かなり選挙にも影響が出るのでは・・・と個人的には思っています。





posted by ニコラ at 07:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | 政治の世界
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