2006年07月01日

今日の動向



昨日崩壊したバルケネンデ内閣。朝からベアトリクス女王のもとを訪れて、事情説明をしました。

連立している2党は、9月の「プリンシェス・ダーハ」(女王の国会開会宣言および方針表明とでもいうのかな?)が終わってからの、選挙活動開始をしたいようですが、野党連合および内閣を離脱したD66は、即選挙を希望しているようです。

選挙をするなら何時頃にするのか・・・などは、上院(Eerste Kamer)・下院(Tweede Kamer)の議長や、下院での各党代表などの意見を取り入れた女王が、お決めになるとか。

お決めになると言っても、選挙のための準備期間などについても、細かい規則があるので(確か選挙戦は3ヶ月はあるはず)、「今から1ヵ月後に選挙!」とは言えないようです。

即選挙・・・であれば、いち早くても10月、9月が過ぎてからと言うのであれば、12月中と言うのが、大まかな時期になります。


日本の天皇陛下は、国の象徴との位置づけですが、オランダの場合は、

象徴ではなく、国の長です。

その為に、9月のプリンシェス・ダーハでは、次年度の方針を希望と言う形(?)で指示し、国会はそれに基づき討論を重ねていきます。

今回のように、連日の国会討論は、テレビ中継されます。また女王がおっしゃったことは、翌日の新聞に、全文が掲載されます。

また、毎週月曜日の午前中には、内閣と女王、およびウィレム・アレキサンダー皇太子にマキシマ皇太子妃は会合を持ち、連絡を取り合っていると聞きます。


このように政治にも口を挟める女王ですが、それゆえに、私には分からないことがいっぱいです。

今回の問題発起のフェルドンク大臣は、移民政策を厳しい方向に持っていったわけですが、それはベアトリクス女王も承知の上のことなのか?そして、認めていたのか・・・?
そして、「フェルドンク大臣が追い出した移民たち」ではなく、「ベアトリクス女王が追い出した」のほうが本来の表現ではないのか・・・?


国会で可決された新しい法律などを、女王は拒否できるのか・・・?
(アメリカの大統領には、拒否権がありますよね)

組閣の時に、取り持ち役の人がいて、その人選が適切であるかどうか、女王にアドバイスし、女王が適任であると認めた場合、大臣と任命されるけれど、その後適任ではないと判断をしても、女王から解任ができるのか?


日本では、このような問題・疑問は起きないと思うのですが、いかがでしょうか?
まぁ〜、日本でも組閣が終わると、天皇に任命をしてもらうのは、なぜなのか・・・?分かりませんが(^^;;、象徴のために口出しは出来ません。首相や議長達が、天皇のもとを訪れて、お伺いを立てる・・・なんてこともありませんよね?


象徴と国の長の「差」を、ちょっとしたことで感じでしまうニコラでした〜。


<お願い>
私の素朴な疑問の回答をご存知の方・・・、コメントを残してください!m(..)m






posted by ニコラ at 04:52 | Comment(2) | TrackBack(0) | 政治の世界
この記事へのコメント
うわ―、とても勉強になります。
しかし、総辞職ですか・・・オランダも激動の時代ですね。

オランダについては知らないのですけど、お隣のベルギーでは確か国王様は政治がしっしゃかめっちゃかになった時仲介権みたいなものがある・・・と聞きました。かなり前にスペインでも王様が政治の混乱を収めたそれに近いんでしょうか。ヨーロッパの王権って難しいですね・・また勉強しに来ますね。
Posted by alamal@MEMORIZERS管理人 at 2006年07月05日 05:27


alamal@MEMORIZERS管理人 さま
いつもお世話になっています。

総辞職をしたのですが、政権についていた二党は、続行したいようで、第3期バルケネンデ内閣を作ろうとしています。作ったとしても、過半数を取れないので、色々問題が出てくると思うのですが・・・。まぁ〜基本的には選挙をすることにはなるのですが、時期が問題なようです。

野党はもちろん「即」選挙を希望しています。

ただ、女王がどうされたいか・・・9月の国会での演説や、予算組みがあるので、「今すぐに選挙」には出来ない裏事情もあるとか。

国の長である女王ですが、どこまでの決定権があるのか・・・よく分からない時がありますね。(^^;;
私もまだまだ勉強です!
Posted by ニコラ at 2006年07月05日 17:39


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