そして五右衛門の仕事場用のものを購入するお店で、フィリップスのものがバーゲンになると広告で見て、インターネットで質を調べて、購入を決断した模様です。
そしてその後は・・・引越し後に開けていない箱がたくさんありますが(^^;;、その中にはビデオテープがあります。そしてそのビデオテープを出して、HDに録画を始めました。
録画をしていても、テレビは見れるので、何も問題はないのですが、やっぱり気になって見るんですよね〜。だって録画しているテープは
1988年のヨーロッパ杯ドイツ大会なんですから!
サッカー通の方ならもうお分かりだと思いますが、この年にオランダは、優勝をしたんです!!!
(ドイツの地で)ドイツに勝つということが、オランダ人魂の基本です!!
ですから、そのテープを見て、その当時のことを思い出しては、あーだ・こーだと解説をしてくれます。(^^;;
そのテープの中に、五右衛門の大好きだった元サッカー選手が、解説者として登場をしていました。この方は、この時しか解説をしなかったのでは?と五右衛門も言っているし、五右衛門も解説をしていたことすら、忘れていたくらいなので、とっても貴重なものだと思います。
さてその五右衛門の大好きだった元サッカー選手は、

(写真は「こちら」より)
この方は現役時代はAJAXでのみプレーをしたとか。また今年の4月1日より、そのAJAXにて、テクニカルアドバイザーのお仕事をされています。ポジションは、オランダ語では「左外」(linksbuiten)といわれる場所でした。また1970年代には、ヨハン・クラウフなどと共に、大成功を収めました。詳しく書くと、1971,72,73年と連続で、AJAXをヨーロッパカップで優勝に導きました。(現在のチャンピオンズ・リーグ)そして1974年10月13日に引退をした後は、サッカーの世界から遠ざかっていました。
そう、彼は・・・
Piet Keizerです。
(ピート・カイザー)
そのKeizerとは、「天皇」の事を指します。現在の平成天皇は、「カイザー・アキヒト」、昭和天皇は「カイザー・ヒロヒト」です。
ピート・カイザー氏の祖先が、日本の天皇と何か関係があるかは謎ですが、サッカーの世界では、名前に恥じないくらいの業績を残されましたね〜。
なんか、名前の世界なんだか、サッカーの世界なんだか、分からなくなってしまいました。スイマセン・・・。(^^;;
・・・(笑)
すばらしすぎます。
ニコラさんのオランダ愛が伝わってきました。
そうですか・・・?(^^;;
いや〜、それくらい、ドイツに勝つことに、執着していますよ〜。
だから、この88年の時に、準決勝でドイツに勝ったときには、もう優勝したような盛り上がりでした。日本では想像がつかないくらいですよ。
特にこの時は、ドイツの地でドイツに勝ったから、物凄かったです。
果たして今年はどうなるか・・・と〜〜〜〜っても楽しみです。買ったDVDレコーダーが、活躍しそうです〜。(^^)
詳しいのですね!尊敬します〜!是非五右衛門と対談をしていただきたいです。(^^;;
五右衛門は、叩かなくてもサッカーのことは色々出てくるのですが、それでも記憶が薄れている部分もあって、自分でもびっくりしているようです。多分、88年の優勝とかの方が、やっぱり印象が強いので、そっちが印象には焼きついているんでしょうね。
ヨハン・クライフは、オランダサッカー界の第一人者です。色々話を聞いていると、生まれながらのサッカー野郎(・・っていうと、失礼ですが)って感じですね。もう自然とサッカーをしてしまうんですよね。選手の起用が上手かったと聞きました。(Ajaxの監督のレオ・ベインハッカー氏は、それが面白くなかったようですが)
オランダのサッカーの歴史は、50年以上あるのでしょうか?日本の20・30年というのとは、やっぱり違い、層の厚さがあります。現在色々なチームの監督をされている方達の、現役の時の映像を見たりしても、「わっか〜〜〜!!」(当たり前だけど、すぐ口から出てくる)と言いながら、見てます〜。
サッカー選手の背景は、オランダではあまり公表されないようですね。サッカー選手の評価は、グランドで・・・ということです。パスが決まる、ゴールを狙える、安心してみていられる・・・なんてところが、重要なようです。
オランダの選手には「VAN」がついている人が多いのですが、この「VAN」はどういう意味でしょうか。とても気になります・・・
VAN=OFになります。英語系の名前で、オニールとか、オブライアンは、O’Niel・O’Braian(スペルの自信無し・・・)とか書きますよね?その「O’」はOFの省略だと記憶しています。
VANはそれと同じです。
同じ名前でも、VANが付く人・付かない人もいます。たとえば、VAN DOORNさんもいれば、単にDOORNさんもいます。
事の始まりは、「出身」とか「・・・の(だれだれ)」ということだったと思います。でも今は、単に名前の一部になっていますね。(^^;;
オランダ人が姓を付けるようになったのは、実はナポレオンの命令ででした。(一番最初の「オランダ人の名前」で書いています。)
村に50人の男性がいたとして、20人もが「ヤン」(オランダ男性の代表的な名前・・・太郎ってとこでしょうか)だったとしたら、遠征に来ていたフランス人は、皆困ったわけです。
そんな状態では、住民登録が出来ないので、苗字をつけろ〜〜〜ってお達しが出たわけですよね。
最初は嫌がっていたオランダ人たちですが、その頃から冗談好きだったのか、フランス人をおちょくっていたのか、面白い名前がたくさんあります。
一方で、ユトレヒトの郊外に有名なお城があるのですが、そこの城主は「ファン・xxx・ファン・xxxファン・xxx」と、3つものファンのある名前で、貴族の何かの称号をもっていると聞きました。「超」大金持ちで(ロスチャイルドの子孫だとかです)、今は沈下しつつあるそのお城の維持をどうするか・・・頭を痛めているそうです。
カイザーは皇帝という意味です。語源は古代ローマ帝国の君主ユリウス・カエサルです。
カエサルの死後、カエサルという言葉(ラテン語)が皇帝を意味する称号になり、各地に広がり、ドイツ語ではカイザーに変化しました。ロシア語ではツァーリです。現在のイタリア語ではチェーザレです。
従って、カイザーという名前と、天皇家とは全く関係ありません。
日本の天皇はエンペラーです。「エンペラー・ヒロヒト」が正しいです。元々は、エンペラーは軍の最高司令官という意味の称号です。戦前に天皇が統帥権も有していたから、エンペラーになったと考えられます。
ちなみに、エンペラーはロイヤルとは語源が無関係なので、日本の皇室のことを日本のメディアのように、「ロイヤルファミリー」と呼ぶ外国人はいないでしょう。日本のメディアはいいかげんですが、これは結構大事なことです。逆に、誤って、英国の君主のことを、カイザーやエンペラーと言えば、問題になると思います。
ロイヤルはラテン語の「王」意味するレックスから来ています。
ロイヤルファミリーは、エンペラーでなく、「キング」か「クイーン」のいる王族のことを指します。
詳しいことは古典ラテン語、英語やフランス語の歴史などを勉強されるとよくわかると思います。
失礼致しました。
英語では確かにエンペラーと言いますが、オランダ語ではカイザーです。ドイツ語もカイザーです。
そのカイザーは正確には日本語で「皇帝」かもしれませんが、オランダ語では天皇をあらわすのに使われています。
大学では一応、日本語学・言語学も、言葉の歴史は広く浅くですが学びました。言葉と言うものが興味の対象でしたので。
オランダ語については、最近勉強し始めたばかりなので、実際に使用されてることは存じておりませんでした。申し訳ないです。
古典ラテン語まで語源をたどると、カイザー[Caesar]もエンペラー[Imperator]もそれぞれ古典ラテン語からの引用であり、現在は同じ意味で使用されているかもしれないのですが、当時は明確に別々の意味であったということを学んだので、勘違いしていました。
二千年も経てば、意味が混同したり、言葉がいろいろかわりますよね。
オランダの事情について、無知でした。
大変失礼しました。
言葉は生きています。5年前、10年前の言葉が使われなくなったり、意味が変わったりします。100年前、1000年前からの言葉となれば、意味が変わってきて当然です。それが言葉の歴史となるわけですからね。
日本の「天皇」と言う地位は、世界の中でも唯一の地位と理解します。その日本独自の地位を、世界の標準に合わせて表現をするときに、どの言葉を使うか・・・夫々の言語にあわせる必要があります。それがオランダ語ではカイザーになったわけです。