2006年03月22日

健康保険の変更 その1



オランダの健康保険は、日本のものに比べると物凄く複雑です。

日本では

雇用されている人=社会保険
自営業者    =国民健康保険

となっていて、社会保険であれば、普通は会社の、もしくは会社が加盟している保険会社に加入し、医者に掛かれば本人は1割負担、一方の国民保険であれば、一律3割負担・・・というように、すっきりしていますよね。
(何割負担と言うのは、もう変わったのでしょうか・・・?)

オランダの保険は、

雇用されている人=ziekenfonds(団体保険)
自営業者    =particulier(個人保険)

と言う形に分けられていて、それぞれが基礎保険とオプションを選んで(各人の好みや家族形態・生活状態などで)、たくさんある保険会社の中から選んで、契約をするという形でした。

ですから、同じ会社の社員でも、その契約形態が違えば、同じ保険会社を利用していても、毎月の保険料も違うし、医者に行った場合の自己負担金も変わるし、薬局で薬を処方してもらう時の自己負担金も変わるし、受けた科によっての自己負担金も変わるし・・・と、全く違いました。

それはparticulierの場合でも同じですが、こちらは自営業者や、(昔は)金持ちと言うレッテルを貼られていた人たちが加入していたので、医者・病院でも待ち時間が変わったり(病院にいくのはすべて予約なので、当日の待ち時間ではなく、病院の予約が入る日にちとしての待ち時間)・・・なんてこともあったようです。(こちらの保険のほうが、優遇される)


こんな複雑な形態をすっきりさせよう!・・・ってわけではないのでしょうが、昨年健康保健省とでも言うようなお役所が、「保険制度見直し」として、この2つの保険を1つにまとめると決定しました。


どういうことかと言うと、保険には団体とか個人とかの種類はなくなり、単に「健康保険」になる・・・と言うものです。また完全に保険加入は義務となり、無加入の場合は「罰金」があるそうです。

聞いていると、「ふぅ〜〜〜ん。それだけ!?」って感じですが、実は実は・・・内容は物凄い厄介な変更なわけです。反対意見はビシバシ出てくるし、批判や説明のテレビ番組もたくさんありました。




我が家では毎週欠かさず見ている「KASSA」(レジと言う意味)と言う番組(消費者番組で、名前の通りお金に関することを中心に放送)でも、「1月1日以降に払う保険料のシミュレーション」なども、ケーススタディーでやっていました。(全てが当てはまるわけではないですが、参考にはなりました。)

その時に、「初年度の特典として」「no−claim」をあげていました。前年度に一度も医者に行かなかった場合は、「no-claim」と言うものが利用でき、翌年の保険料が少し安くなるとか、その分が返金されるとか・・・そんなものがあります。

今回のこの変更により、no-claimの権利は全員255ユーロ持ち、利用した金額を引いていって、いくらかでも残れば返金されるとか。

五右衛門の保険会社からの連絡はまだないのですが、私は連絡を貰い、処方された薬の分を引かれた金額が、「近い将来」入金される予定だそうです。いつかは全く未定なようですけど・・・。


しかし!!!

基礎保険の部分だけで、今までの保険料くらいになってしまう上に、追加オプションの料金も、今まで以上の額になってしまうのです。私自身の例で言えば、2005年12月までは、月に80ユーロくらいの保険料でしたが、2006年1月からは約140ユーロにもなりました。(私は団体保険から)

五右衛門は自営業者であり、子供たちも一緒に保険に加入していたのですが、今年からは月に250ユーロくらいになったようです。普通は18歳以下の子供は、無料で保険加入できるのですが、その保険会社では子供一人につき月に9ユーロほど掛かったと言うのも理由な様ですが。

そこで「3月1日以前に通告をすれば、保険会社を問題なく乗り移れる」という手段を使うことに。保健省のほうでも、「自由移行可能期間」と言うのを設けて、トラブルを最小限にしようとしたようだけれど、結構これがトラブルの元だったりするんですよね・・・。



そして私は・・・そのトラブルにあってしまいました。(大涙)

続きはまた明日〜。





posted by ニコラ at 06:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | オランダ
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