2010年03月14日

オランダ人の価値観 (waarde voor Nederlander)



ここのところ五右衛門の仕事が忙しく、連日仕事場に行ってます。すると・・・夕食後に昼寝をしてしまう私です。(爆)

なので最低限のことしか・・・出来なくなりますね〜。(汗)

そんな忙しいときに、オランダの政界が再度揺れました。

一つは、1966年に「D66」という党を旗揚げした方・・・ハンス・ファン・ミールロ氏が、他界されました。日本にも、外相として来日をしてます。(党の名前は、デモクラシーのDと1966年をあわせたものなんだそうです〜)
HansvanMierlo.jpg


やはり党の旗揚げをした方が他界するとなると、その党だけではなく、政界が揺れますね。

でもこのことが、陰になってしまうことが、政界にありました。それも2日続けて・・・。

それは二月に内閣総辞職をした時点で、大臣をしていた二人・・・そのうちの一人は労働党(PvdA)の代表をしている人が・・・「家族との時間」を理由に、政界を引退したことです。

日本であれば、これから政界に進出して・・・という働き盛りの30・40代の二人。でもオランダの政界では、この年代が多い気がします。

そして気になるのが、政界を引退する理由・・・プライペートの時間・家族との時間だと思います。

確かに、政界にいて大臣を務めるとなると、家族との時間というのはかなりへずられると思います。「そんな事分かってて、大臣を引き受けたんでしょ!」の声も聞こえると思うのですが、自分の人生の中で、何が大切か・・・を考える人が多いオランダ人。大臣であっても同じなわけです。

特に3月3日に行われた地方選挙では、2月末の議論のウルグスカン駐屯問題で労働党の大臣たちが最初に辞職する・・・ことを発端に、選挙結果にかなりの影響を及ぼしました。その結果、大惨敗になった左派のSPの代表は、やはり政界を引退しました。(SPは内閣には入っていませんが、選挙で結果が出せなかったとの判断で、辞めてしまったようです。)

そして時間を空けての二人の政界引退。まるで政界の世代交代のようです。

そして政治評論家の中には、「現在の政治家たちの働き方」が問題になってきた証拠だという人もいます。一般人であれば、雇用かパートかを選ぶことが出来、おまけに働く日にちや日数も選ぶことが出来るけれど、政治家・・・特に大臣となれば、そんなことは出来ませんからね。

2月末のウルグスカンの関係の閣議は、午後から始まって、終わったのは・・・明け方の4時とか?そして数時間後の7・8時には、地方選挙運動をする・・・という過酷なスケジュールでした。そして家庭では、6歳以下の子供が3人となると・・・これからは学校関係のことがたくさん出てきます。日本よりも学校の行事に参加することが多いオランダ。「大臣だから・・・」ということでそういう大切な行事を逃すのは、親としては・・・・、というのもあるのでしょう。


しばらく前に、「オランダの子供は世界一幸せ」との調査結果が出ましたね。それに基づいたテレビ番組があったようですね。







最初は子供が対象ですが、中盤以降は大人が対称になっています。オランダ人の価値観が見えるようになっています。


オランダ人の中にも、今回の二人の元大臣たちが政界を引退する理由を、「理解できない!」という人たちもいます。でも自分の幸せ・家族の幸せを大切にするには、何をしたらいいのか・・・その基準というのは人それぞれ。自分・自分たちにあった生き方を出来る環境があり、受け入れる環境もある・・・それがオランダのような気がします。(もちろん大臣だから、我が家のような安月給ではないから出来る・・・という経済的な基盤もあるからとも言えますが・・・。(^^;;)


 



posted by ニコラ at 06:05 | Comment(10) | TrackBack(0) | オランダ
この記事へのコメント
自分にあった行き方を選べて、受け入れられるって言うオランダの環境は、とても、良いと思います。私も子供には、そう言う社会でのびのびと生きる楽しさをマンキツしてもらいたいなあ。と思うのですが、日本の価値観ではなかなか、難しいです。
Posted by ぽん at 2010年03月14日 07:20


はじめまして、オランダのデンボスという街に住んでいます、ともと言います。

今回の記事、とても分かりやすくオランダの特徴が現われてると思い、共感からコメントさせて頂きました :) 本当にニコラさんの言うとおり、色んな人達が居て、意見がぶつかりながらもそれを受け入れる環境があるのが一番のらしさですね。

とてもいいオランダの一面を再確認させてもらいました、ありがとうございます♪ これからも新しい記事、楽しみにしてますね。 
Posted by とも at 2010年03月14日 08:09


長いものに巻かれる必要が多々あるような日本とは違うオランダのようですが、今やっちるNHKの地球ラジオでは、税金は高く、消費税は20%位(だったかな?)そして所得税は国民の多くが4割払っているとのこと大変な事だとおもいました。
Posted by root at 2010年03月14日 21:22


テレビの番組表で「オランダの子供は世界一幸せ」チェックしていたのですけれど間に合わず終わりの方をちょっと見ました。留年、落第と言う事が恥ずかしいよりちゃんと力をつけて世の中に送り出して欲しいと親も子供も願っていると・・
これが価値観の違いですよね!
日本では有名私立校も学級崩壊、7人に1人が貧困児童とどうなってしまったのでしょう!
さっちゃん、みーちゃんは幸せです。

Posted by ケイコ at 2010年03月16日 00:03


初めまして。昨秋ロッテルダムに越してきました。ちょうど今度4歳になる子供がいるためオランダの学校についていろいろ調べているところです。

オランダの子供が世界一幸せという調査結果については聞いたことがありましたが、このテレビ番組をみていろいろ参考になりました。番組中の方が政府が働き方のオプションを増やしただけで、子育てに関する支出がとても多いわけではない、といっていたのが印象的でした。やはり自分にとって何が大切か、という価値に基づき、行動する・行動できる・許されるのがオランダ社会なんでしょうね。これからもブログを拝見させていただきます。
Posted by Rottemama at 2010年03月17日 00:14


ぽんさん
日本はジレンマに陥っていますよね。早く家に帰りたいけれど、帰ったら収入が少なくなるし、上司にもよく見てもらえない・・・、おまけに家は遠い・・・なんて風に。
「何のために結婚して、子供までいるんだ!?」というオランダ人の素朴な疑問。答えられる日本人はいるのでしょうか・・・?
この経済危機を機会に、いろいろ見直したほうがよさそうですよね。
Posted by ニコラ at 2010年03月17日 05:01


ともさん
はじめまして!デン・ボスは素敵な街だと聞きます。一度行ってみたいけれど、なかなか機会に恵まれず・・・。
日本に比べて、他人との差をひがまず、自分なりを大切にし、そして他人も受け入れる・・・、かなり懐が深いですよね〜。そんな環境だから、私もひねくれずに(!?)、オランダ生活を楽しんでます!
Posted by ニコラ at 2010年03月17日 05:05


rootさま
確かに消費税は19%だし、税金も最低で40%とかだし(段階性で、最高部分は75%とかだったかな・・・?)、いい面ばかりではないです。
でも残ったお金で、無理せず生活できるのがオランダのような気がします。でも最近は、日本のようにローン地獄に陥っている人たちも多いので、変わってきているようですが・・・。
Posted by ニコラ at 2010年03月17日 05:09


ケイコ様
子供は一人ひとり違う・・・というスタンスでいるので、自然と日本とは違う方式が出来上がっているんだと思います。
満6歳の子は必ず小学校へ・・・という規則があり、授業内容を理解しようとしまいと、上の学年にあげなければいけない日本。落第が許されていない環境ですよね。大学でさえも、「女の子の留年は就職に支障が出る」といわれ、涙を飲んでいた子達も見ました。
オランダもご他聞にもれず、規定の年数で大学を卒業するほうが珍しいので、そんなことは言わないし、いっせいのせ!での就職活動もないですからね。無理しないで良いんですよね〜。
Posted by ニコラ at 2010年03月17日 05:15


Rottemamaさま
はじめまして!ロッテルダムはオランダ第二の大都市!いろいろ刺激が強そうですね。(^^;;
4歳になった翌月の1日には、小学校に入学していないといけませんので、学校は早く選んでくださいね。とりあえずは、ご近所の学校から訪問してみてください。日本人学校に行くとしても、まだ年齢が小さいので、6歳までは現地校になると思うので。
日本とオランダのリズムが違うので、戸惑うことも多いと思います。でも「これがオランダ」と思って、オランダ生活を楽しんでくださいね!
Posted by ニコラ at 2010年03月17日 05:19


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