2006年03月07日

市議会選挙



在日外国人の方で、選挙権を持っている人はどのくらいいるのでしょうか?

私の知る限りでは、誰もいないと思います。どこかの選挙区で立候補をしていた方の奥様がロシア人で、日本にかなり長いこと住んでいたのですが、「私が出来ることは、選挙運動の手伝いだけ。」とおっしゃっていましたから。

しかしここオランダでは、合法的に5年以上住んでいると、住んでいる行政区の選挙・・・市議会とかに相当ですが、これに参加をすることが出来ます。

私は昨年の「ヨーロッパ憲法」の選挙のときに行われた、ユトレヒトの「コープゾンダーッハ」(買い物が出来る日曜日のこと)に関する市民のレフレンダムに参加をすることが許されました。五右衛門はもちろん、ヨーロッパ憲法に関するレフレンダムにも参加をしましたが。

そして今回の4年に一度行われる市議会の選挙。これはいつも3月の第2水曜日と決まっていますが、今年は・・・なぜか1日繰り上がって、火曜日になっています。(明日ですね〜)


日本でははがきが送られてきますが、オランダではカードが封筒に入れられて送られてきます。


(こんな感じです。)


それから選挙の2.3週間前に、立候補している党・人の名前が印刷されたものが各家庭に配られます。





そしてこれには、「どうやって投票するか」と言う方法も書かれています。





オランダ全土でではないですが、大・中都市では、この写真のように、党・人の名前のリストがそのまま機械になっていて、投票したい人の「ボタン」を押すようになっています。

字を書かないでいいのは、便利なような・・・、押し間違えもあるだろうし、機械がストをしてちゃんと動かなくても、それを取り締まる方法はないし・・・、どちらがいいのかは分かりませんが、まぁ〜、家でじっくりとリストを見て、「どのボタンを押すのか」覚えておけばいいので、楽なのかもしれませんけど。(^^;;


そして投票時間ですが、朝7時半から、夜の9時まで出来ますので、「仕事で・・・」とか「付き合いで・・・」などという言い訳は通用しないのですが・・・・。それでも市議会の選挙の投票率は下がってきているようです。


そしてその結果の行方・・・ですが




市議会の選挙とは言え、国会で議席を持っている党が参加をしての選挙なので(もちろん持っていない地元の党もありますが)、基本政策は一緒です。だからと言うわけではないのでしょうが、党の政策をディベートの場所でこーだ・あーだと発表するわけですが、その時にはその当の第1指名者(団長的な人?)が出てきて行います。

現在の内閣は、

CDA−キリスト教民主党とはいうけれど、「どこが・・・?」って感じ
VVD−金持ち優遇党
D66−1966年に旗揚げをした党だけれど、今は数合わせのために内閣入りをしている

この3党です。色的には、右と左が一緒になってる感じ・・・かな?


野党では

PvdA−労働党・・・結構頑張っているけれど、あと一歩が足りない
SP  −鋭いところを付いて、ディベートも上手いけれど、なかなか議席が伸びない、移民にも寛大
GroenLinks−頭の切れる女性が第1指名者(だから何だい!?と言わないで!)
LPF −各市議会では、Leefbaarxxxとして出馬をしているけれど、本当にそうなったかは謎。移民受け入れ反対
    Leefbaarとは「住むのに適した」とか「住みやすい」とかそんなニュアンスがあると思います。


ディベート番組を見ての感想は、PvdAが結構頑張っていて、VVD・D66を結構追い詰めていたような気がします。SP・GroenLinksは相変わらず、突っ込みは鋭いし、念入りに色々調べているな〜とも思いました。



上に書いたように機会による投票が多いので、日本で言う即日開票と同様に、同日中には結果が分かります。



明日は五右衛門と一緒に、選挙関連の番組に釘付けになりそうです。(^^;;





posted by ニコラ at 06:55 | Comment(2) | TrackBack(0) | 風物詩
この記事へのコメント
こんばんは。トラックバック,有難うございました。
外国人参政権については,日本では,平成7年に「憲法上保障されていない」という判断が出されていますが,同時に「法律によって地方参政権を付与することは憲法上禁止されているものではない」との解釈も出されており,目下議論中といったところです。(ちなみに,最近ようやく地方公務員に外国人が就くことを認める自治体が出てきているという状況です。)
選挙権を持つ外国人の増加が,投票率や国の政策を左右することもあるのかな,とオランダの未来を見続けたいところではありますが,どうやら時間切れのようです(笑)。
今後のオランダの行き先,どうぞ教えてくださいね。
Posted by Mozaiek at 2006年03月10日 06:27


Mozaiekさん

選挙権を持つ外国人ですが、国政レベルでは選挙権はないのです。住んでいる自治体どまりですね。やっぱり自分が住んでいるところを、よりよくするために投票しよう・・・という事でしょうか。

それが強く反映されたのが、ロッテルダムですね。前回はLeefbaarRotterdamが第1党になりましたが、市民が思ったような政策・結果ではなかったために、PvdAに投票をしたモロッコ系の方が多いと聞きました。

そうやって、外国人にも住みやすいところにして行こうという意思の現われだと思います。そういう意味では、日本よりもオープンで、民主的だと思います。
Posted by ニコラ at 2006年03月10日 08:06


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