まず初等教育は4歳の誕生日から始められますが・・・なのでいっせーのせ!の入学式はありません・・・、義務教育は5歳の誕生日からです。この日以降に学校に行っていないと、大問題となるわけです。
そして日本的に言う幼稚園が2年・・・グループ1と2がそれにあたり、それ以降の小学校にあたるのが6年・・・グループ3から8まで。そしてグループ2から3に上がるときから、毎年「落第」の可能性が潜みます。
さっちゃん・みーちゃんの通う学校では、2回まで落第が可能だとの事です。(^^;; 可能だだけで、しなきゃいけないとかではありません。
そしてグループ8の2月の初旬に、人生最初の難関!?になるのでしょうか・・・、CITOという試験が待っています。このCITOは本当はどのグループでもやっているのですが、このグループ8での試験は、特別な意味を持っているので、よく取り上げられます。
このCITOの試験は、これを専門にやっている機関が作ります。Centraal Instituut voor Toetsontwikkelingがその名称。それぞれのグループにあったレベルの問題を作るので、グループ1・2から、中等教育卒業までなので、かなりの種類です。おまけに他の種類の問題も作っているので、かなりの仕事量!?
グループ8で受けるこのCITO・・・満点は550点となっています。3日間に分けて受け、答えはマークシート。まるで国立大学を受けるときの第一次試験のよう!?
受ける科目は言語(オランダ語のスペリングや解読・語彙・穴埋め)・計算(いわゆる算数・数学の範囲)・社会(世界地理・歴史・自然・・・とかいうもの)。それぞれの科目ごとに、試験があるとか。どんな順番かは不明です。(^^;;
この試験を受けてから1ヵ月後に、結果が分かります。合計得点が501点以上が有効点数なんだとか。
そしてその点数で、行かれる中等・高等教育の学校の種類がほぼ決まります。
545−550 VWOクラス(アテノウム・ギムナジウム・二ヶ国語教育)
538−545 HAVO/VWO 二股クラス
534−541 HAVO
533−536 TL−HAVO
530−535 TL
528−532 MAVO−TL
524−528 MAVO−??(技術を週に2日)
522−527 MAVO−??(技術を週に3日)
501−522 MAVO−??(技術を週に4日)
(二股クラスとは名前は悪いですが(^^;;、オランダ語では「橋クラス」−brugklas−といわれます。1年もしくは2年間合同で、成績によってその先が分かれます。)
点数が多少重なり合っていますが、まぁ〜1点の重みはかなりあると思います。
そんな試験をさっちゃんは2月の初めに受けるのですが・・・算数がかなり苦手な模様です。果たしてどうなるか・・・。
学校の種類についてはまたこの次にでも!
五右衛門も私も、連日イライラしっぱなしです。土壇場でお尻に火がついているけれど、算数が・・・。でも練習する気がなく、テレビ見たがったり、遊びたくて仕方がないようです。困ったもんだ・・・。
オランダでは、「わからないまま進ませない」スタンスですからね。学校の名前も、「基礎学校」です。人生の基礎になることを勉強するところ・・・ということで、算数とオランダ語がメインの勉強。毎日勉強していますね。