2009年10月13日

DSB銀行倒産へ



先週から不穏な動きをしていた「ソーシャル銀行」の一つであるDSB銀行。ここは不動産向けのローンを担当している別の組織・・・名前は色々あったのですが、元をたどっていくとDSBに行き着くとの事です。

家を買うときにはローンを組むわけですが、たとえば・・・2千万円の生命保険にも加入し、その儲けが1600万円・・・なんていう商売をして痛そうなんですよね〜。

それが原因で・・・これだけが原因ではないとは思うのですが・・・最近は自己破産をする人が増えたという調査結果もあるほどです。

そして先週の月曜日だか火曜日に、そのことが取り上げられ、DSB銀行が話題になったようです。(この番組は見ていなかったので、全く理解していません・・・汗)

その結果・・・

その翌日に?、ハッカーにアッタクされたとして、サイトが閉じられました。ハッカーのIPアドレスは分かったので、警察に届けを出す・・・とニュースでのインタビューで言っていたのですが、その後事態が変った模様なんです。

その番組がきっかけになったとは思うのですが、多くの人が預金を別の銀行に移そうとしたようで、それをストップさせる狙いもあったようなのです。でも上手く行かなかったのか・・・ここから先を理解していないのですが・・・サインをしなければいけないものがあったようなのです。しかしそれにサインをしなかったとかで、大問題になったようです。

そのサインをする期限が金曜日だったけれど、前日の木曜日にサインをしないよ〜!とか公表した為に、この週末は経済省やらオランダ銀行などが、ケンケンガクガクやっていたそうです。

そして今朝?・・・五右衛門の話だと、真夜中とか早朝とかとのことですが・・・裁判所の判断で、「DSB銀行の総資産は十分にあるから、倒産とは認めない」と発表したそうです。

でも倒産だ!と新聞が大見出しで書いていたんですよね。(2つの新聞会社がスクープ状態だったようですが・・・どうも怪しい・・・)

その数時間後・・・再度裁判所の判断で、「DSB銀行は倒産しました」との発表がありました。

その数時間の間に何があったのか・・・・?


現在はまだ事実は出てきませんが、後2・3年したら出てくるんでしょうね。

というのも、このDSB銀行は個人所有の銀行です。銀行になったのも2006年のことだとか。その所有者はこの銀行の名前にもなっているのですが・・・DSBとは Dirk Scheringa Beheerの略なんです。この Dirk Scheringa が所有者の名前。Beheerはマネージメントという意味。

このディルク・シュヘーリンガという人、大学は出ていず高卒とか中卒とか言う程度の学歴。結婚後に奥さんと、「オフィス・フリーシア」を開き、財務のアドバイザー・・・というか、税務署対策のアドバイザーをしていたんです。

そして趣味がスケートとサッカーだったことから、サッカーチームのAZを買い取り、スケートチームを作り・・・とはじめたそうです。

そして昨年始まった経済危機。オランダ国会にて、各銀行が手の裏をすべて見せなければいけなかったとき・・・アメリカのローンを買っていたとかで、その質疑があったので・・・DSBは買っていなかったとの事で、手の裏を見せなかった経緯があるんです。

・・・ということで、他の大手銀行は、「敵視」していたわけですよ。

銀行としては小さく、総資産が80億ユーロだったらしいので、救済をしようと思えば簡単に救済が出来たと思います。でも経済省もオランダ総銀も、この時とばかりに!?、倒産の方向に持っていってしまった・・・そんな気がしてなりません。


DSBの所有者のシュヘーリンガ氏は無一文になってしまったので、サッカーチームのAZは売りに出されました。が・・・オランダサッカー協会もそれを許可しないと、所有者の変更は出来ないとか。
新しく建てた「シュヘーリンガ・スタジアム」(AZのホームスタジアム)は、皮肉なことに(?)ABN−AMRO(オランダ一大きかった銀行だけれど、現在は政府の所有物になっている)から融資をしてもらっていたとか。この返済もどうなるのやら・・・?

スケートチームは現在ドイツでトレーニング中のようですが、どのようになるのか不透明で、全く予測が出来ないようです。今月末にはスケート大会(スピードスケートのほう)が始まるのですが、どうなるのでしょうか。
スケートマラソンのチームのほうも、多分同じような状況なんでしょうね。


たった一代で財を築き、他の銀行の反感を買い、その結果倒産への道をたどってしまった・・・なんかイソップ物語の題材にありそうですよね。


銀行の倒産は政府が援助する・・・銀行によって変ってくるようです。

これからまだまだ目が離せない・・・そんなオランダの政治・経済状況です。


 




posted by ニコラ at 04:52 | Comment(4) | TrackBack(0) | オランダ
この記事へのコメント
実際に危なかったかどうかもありますが、仕組まれた感もあって、取り付け騒ぎが起こり、裁判所で「倒産」と判断されたのですね。
リーマンショックのようなことにはならないのかもしれませんが、実は負債をガッポリもっていたとかあるのかもしれませんね...

経済に影響を与えるような事態に発展しないとよいですね。
Posted by root at 2009年10月13日 18:06


rootさま
経済危機が原因ではない倒産・・・。それも憎まれっ子の会社だから・・・?という印象が残るもの。なんだかしっくりこないんですよね〜。
後処理がとっても大変そうです。
Posted by ニコラ at 2009年10月14日 06:59


取り付けといえば
かなり前ですが、
女子高生がふざけて あそこ危ないよ と電車の中でいったのをきっかけに取り付け騒ぎが起こったというのがありましたね

もしその類ならよい迷惑ですが

実際はどうなんでしょうね
Posted by root at 2009年10月14日 12:56


rootさま
いや・・・何かのきっかけはありましたが、おふざけではないようです。今日も後処理の為の帳簿検査をするんだとか、しないんだとか・・・その結果によって、後処理を受ける会社なり銀行を決めるんだとか。
いやはや・・・大変です。
Posted by ニコラ at 2009年10月15日 05:08


コメントを書く
お名前 (name):

ホームページアドレス (website / blog):

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのTrackBack URL
http://blog.seesaa.jp/tb/130145355
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。