2009年05月02日

五右衛門の怒り



昨日のクイーンズデーの悪夢は、まだまだ続いているオランダです。

トップニュースはいわずと知れたこの悪夢について。

朝の第一報は、実行者が死亡したという事でした。そしてその後は、この実行者の実態をつかもうとしていました。

そんな中、夕方のニュースで流れたとある写真・・・。私も目を見張りました。そして五右衛門は・・・怒り爆発でした。

昨日のリンク先でもある新聞社のサイトにも、その写真が載っているのですが、これは目を疑うようなものです。なぜなら、車が記念碑の柵にぶつかった後に撮られたものなのですが、あまりにも生々しいからです。(あまりにも生々しいので、詳しくは書きません。)

衝突の衝撃を考えても、命が助かるか・・・?という大きなものでした。映像を見る限りでは、エアーバックはない模様でした。スズキの小型車なので、装備が出来ないのでしょうか。

そしてぶつかった衝撃が生々しく写っている写真。

確かに新聞社や報道局としては、特ダネとしてはそのような写真はのどから手が出るほどほしいのかもしれませんが、限度というものがあると思います。

確かに今回の実行者は、38歳の男性の白人のオランダ人でした。数ヶ月前に職を失い、5月1日には住んでいた所を出なければいけないという状況。パートナーや子供はいない模様のようで、人付き合いもそれほど良かったとは言えない人だったようです。

オランダでは「犯人」として逮捕された人も、人権が守られており、実名は一部のみ公開(アリス・D・・・とかって感じです)、写真は公開しない・・・となっています。例外として、テオ・ヴァン・ゴッホ氏の殺害者は、写真が公開になりました。

はっきりと顔が分かるわけではないし、事故の生々しさを伝えたいという気持ちもあるのでしょうが、映像だけで私には十分です。五右衛門の怒りも、それに加えて、「まだ子供も見ている時間である」事、「そこまでする必要性」を疑ったものです。それに、死亡してしまったとはいえ、人権もあります。


これからこのような写真や映像が、ぞくぞくと公開されると思います。新聞社や報道部が選ぶのではなく、見る側にも選ぶ権利もあるし、子供への衝撃も考えるべきだと思います。



幸い、さっちゃん・みーちゃんはその映像は見ていずに、五右衛門も私も、多少ですが安心はしたのですが、いつその映像を目にするか・・・。



5月4日の戦争での死亡者を覚える日、5月5日の開放記念日が過ぎた後に、ベアトリクス女王およびバルケネンデ首相が参加する式典があるようです。

車が突っ込んだ記念碑は、ベアトリクス女王の祖母に当たるウィルヘルミナ元女王が、ご結婚されたのを記念して立てられたものです。1901年3月9日のことでした。(ご結婚は1901年2月7日)この記念碑も壊れてしまっているとの事。(一部だとは思いますが)


感情的に、この怒りや悲しみをどうしたらよいのか・・・全く先が見えません。


今回の事件はテロではないとの事ですが、来年からのクイーンズデーがどうなるのか。みんなが楽しみにしているこの日。「おらが街に来てくださるかな〜」と楽しみにしている日。

その楽しみまでもが奪われてしまうような気配です。



 



posted by ニコラ at 05:47 | Comment(4) | TrackBack(0) | オランダ
この記事へのコメント
記者、報道機関の思惑もからみ大変なことになっているようですね。 子供を含め誰でも目に出来るようなものについては、どこの国でも一定の自主規制はあるのではと思います。 今回はあまりの怒りかなにかでそのタガがゆるんだのでしょうか?
 現実に、子供さんや特定の人々がそう言う報道をみて大きなショックを受けPTSDのようなことになってしまうというようなことはあるようです。 もしもさっちゃん、みーちゃんの目に触れることがあれば十分ケアしてあげてください。
Posted by root at 2009年05月02日 08:45


rootさま
国民全員が王室ファンだとは言いませんが、今回のように王室を狙っての行動をした人は、それほど多くなかったと思います。
現ベアトリクス女王が即位をしたときには、ものすごい内乱があったし、皇太子の結婚の時には白いペンキを馬車に投げつけた人もいます。(この人はその後逮捕されたと聞きます。)
でも今回の行動は、誰もがショックを隠せないものでした。
それに追い討ちをかけるような写真。本当にびっくりしました。幸い二人は目にしていないので、そのままであったほしいと思います。
Posted by ニコラ at 2009年05月05日 05:21


事情了解しました。 二人の目に当分触れないことを願います。

ちなみに動画をみせていた来ましたが、車が大写しではありましたが、背景では既に心臓マッサージが始まっていました。 これだけでも十分に生々しく思えました。
Posted by root at 2009年05月06日 09:02


rootさま
目撃者の方達は、「人が飛んだ」と言っていました。車の速度は50キロだったとか。ものすごい衝撃だった証拠です。
明日は沈霊祭とでも言うのでしょうか。犠牲者の方達の為の式が行われます。ベアトリクス女王とバルケネンデ首相が主催の式です。
Posted by ニコラ at 2009年05月08日 05:02


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