2009年04月27日

建設業界スキャンダル



オランダでは2000−2001年頃に掛けて、建設業界スキャンダルがありました。公聴会というか審問会が連日テレビ放送されていました。

でも悲しいかな・・・当時は今よりもオランダ語力が低かったので、聞いていても半分くらいしか分からなかったような記憶があります。なので、どんな内容を聞いていたのか・・・今では全く記憶にありません。(滝汗)

そしてこの時に、「内部告白者」とされたアド・ボス氏という人がいます。(写真はVolkskrantより)
AdBos.jpg

この方のその後は波乱万丈でした。


内部告白者とのレッテルを張られたボス氏は、会社は倒産の上、持っていた家も売り払い、キャラバンにての生活を強いられました。

が・・・彼のことを内部告白者というけれど、かれが正直に答えなかったら分からないままの事が、たくさんあったはずなんですよ。

これが答えた後、すっきりとしたこと、詐欺だと確定されたことがたくさんありました。2005年2月には、建設業界の詐欺と確定した額は、70ミリオンユーロとのことなので、7000万ユーロになって・・・円だと・・・果たしていくらでしょうか・・・?・・・と言われています。

これもボス氏の功績な分けですが、その辺は全く無視され、最低限の生活も保障されずに、もう10年近くが過ぎようとしていました。

そして先週の木曜日に、国との合意に達し、希望していた10ミリオンユーロに近い金額を、受け取れることになったようです。

合意内容は「極秘にしておくこと」となっているようなので、本人も弁護士も、全く口にすることは出来ないようですが、弁護士が言うには、「本人もとても満足している内容」のとのことです。



どこの国でも建設業界に関するスキャンダルというのはありますよね。日本も然り、オランダも然り。現在もアムステルダムの国立博物館(と日本では言われているのでしょうか?ライクスムジーアムのことですが)の改装も、始まってからもうすでに3回も館長が交代していて、改装終了時期がどんどんずれています。

アムステルダム南部に通す予定の地下鉄の工事では、「予定外」とのことですが家が傾いて、「無期」ということで、立ち入りが禁止されています。

ロッテルダムの公団では、古い客船を買い取って、どーのこーの・・・ということがあって、その金額がものすごい金額で、だれがどうやってその金額を払うのか!?なんてことも言われています。



全部ひっくるめて詐欺だとかスキャンダルだとかは言えないと思いますが、そのように帳簿をあわせるとかの方法を、公にしたのはボス氏。


内部告白者ではなく、功績者として扱ってほしかったですよね。まぁ〜業界の人間からすると、「余計な事言いやがって!」だったんでしょうけれど。

でもこれからは普通の生活を送って欲しいですね。



 

posted by ニコラ at 06:02 | Comment(4) | TrackBack(0) | オランダ
この記事へのコメント
莫大な公的なお金に絡む業界では常にある話ですね...
日本だと談合とか汚職でしょうか?
談合の場合は、まあ言ってみれば内部告発した会社は賠償責任を免れるようになりました。 最近は明るみにでるのは、たいていどこかの内部告発のような気がします。 しかし個人まで明らかになることはあるのでしょうか?

 いずれにしてもいろいろな立場の正直者が馬鹿をみない世の中でないといけないですね。
Posted by root at 2009年04月27日 12:26


イタリアでもありましたねぇ、内部告発。それで告発した人がボス氏同様に徹底的に叩かれたんです。うまくやったものが勝ち!なのか?そんなの許せませんよね。
Posted by エミリア at 2009年04月28日 00:58


rootさま
そうそう、日本では談合とか汚職って言いますね!どうもニュースで聞いた日本語じゃないな〜って思っていたんですよ!ありがとうございます!
建設業界は本当にこの手のニュースが多いですよね!それだけ金額が大きく、甘い汁も美味しいんでしょうね。
でもやはり公的資金の場合は、私たちの税金ですからね!その辺をきちんとしてもらわないと!

Posted by ニコラ at 2009年04月28日 04:22


エミリアさん
イタリアもありそうですね〜、この手のニュース。でもやっぱり、うまくやったもの勝ちは駄目ですよね!正義が勝たないと!
Posted by ニコラ at 2009年04月28日 04:23


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