今日のスケートマラソンの開催地やコースは、日曜日に?発表になりましたが、その時点での氷の厚さは5cmくらいでした。なので、「下見」を兼ねて練習をしにきた選手たちは、そこを管理をしている人たちに「入場禁止」を言い渡されたほどです。
日本ではスケートというと、フィギュアスケートをさすように思いますが、ここオランダでスケートというと、スピードスケートを指します。近所にあるスケートリンクは、フィギュア用の室内の小さなリンクと、屋外の400mのスピードスケート用のリンクとが用意してあります。
日本では真夏の避暑地として、スケートリンクに行った事もありますが、オランダでは高い電気代の節約ということででしょうか、夏の間はスケートは出来ません。そのため、毎年リンクがオープンされる日を、心待ちにしている人たちが大勢います。
そしてこのスケートマラソン・・・11都市を回るスケートマラソンだけではなく、氷のあるところであればマラソンをしてしまうオランダ。今日はアルメーレ(Almere)とレイリスタット(Lelystad)・・・オランダの一番新しい州で、州全部が埋立地というところですが・・・の間にある場所で、行われています。
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女性は朝10時半出発で、距離は60km、男性は午後1時出発で、距離は100kmです。
そして凄いのはその参加人数だけではなく、番組の予定を変更して、生中継してしまうところだと思います。
これはやはりスケートの歴史とも関係があるような気がします。そもそも運河がいたるところにあるオランダ。冬になると凍るのが普通だった大昔。そこを利用しない手はない!というのが人間の知恵であり、オランダの知恵でした。
靴の下に取り付けられるタイプのものを、かなり早い頃に作っていたとか。そういう歴史や、スケートへの視点が違うのか、現在スピードスケートで使われているスケート靴・・・かかとの歯が外れるタイプ・・・は、オランダの大発明だといわれているそうですね。このタイプになってから、タイムがかなり縮んだとか・・・?
とはいえ、スケートリンクに行って靴を借りるときや、お店で靴を買うときに、「スケートの靴」というと出てくるのがスピードスケートのものになるのですが、なぜかこれの種類を「ノルディック」と呼ぶんです。(ノルウェー風の・・・って事ですね。)
それだけノルウェーからの影響を受けたのか、関係が深かったのか・・・ということになるかとは思います。
そんなこんな歴史的背景もあってでしょうね、オランダ人の天然氷へのこだわり、スケートへの情熱はものすごいものがあります。
スケートは出来ない五右衛門ですが(滝汗)、スピードスケートを見るときには、まるで自分がコーチであるかのように、1周のタイムをメモしながら見ていたそうです。そしてこれが結構「普通」なことなんだとか。
スピードスケートの長距離と、スケートマラソンは別物ですが、スケート人口という大きな器で見ると、日本の比ではないほどのスケート人口。子供を対象としたスケートのレッスンも盛んだし(さっちゃん・みーちゃんも参加したものです)、学校からもスケートのレッスンを受けにリンクに行きます。
オランダがスピードスケートで、優秀な選手がたくさんいることが、不思議ではなくなりましたよね・・・?
それほど、スケート大国オランダ!なんですよ!
オランダとはつくづく凄い国ですね
さてスケートマラソンの結果はどのようになったのでしょうか?
これって参加は一般市民だけなんですか?
小国オランダですが、日本との関係や経済効果に関しては、忘れてはいけないほどの力があるんですよ〜。(^^;;
この経済危機のど真ん中でも、あせっているオランダ人が少ないくらい!
マラソンの結果は追っていないのですが(汗)、参加されていたのは「スケートマラソンランナー」といわれる人たちのようです。プロではないけれど、どこかのクラブに参加をしているようです。ちゃんと独自のチームのスーツを着て走っていましたから。
未だに取り付けられるタイプのスケートの歯・・・じーちゃん・ばーちゃんのものを使う子もいるんですよ!
毎年・毎年氷がしっかりと張って、その上でスケートが出来るわけではないから、天然氷への執着は凄いです!呆れるくらい!でもそれだけ執着して、張ったら張ったでたくさんすべるから、一般人でも凄い上手ですよ!
今日からヨーロッパ選手権(オールラウンド)ですね〜。私のプリンスも、イタリアから来ているようです〜。(ウフフ・・・)ここは非国民になって、ファブリース選手を応援しますからね〜〜!
あんまり寒いのでフランスでは野菜が凍って収穫ができず、野菜ので値段が高騰しているそうですね。
パリでマイナス10度位ですからかなり寒い。そうなるとオランダは極寒の地ですね。
・・・・寒・・・・
ご自愛下さい。
ご心配をありがとうございます〜〜。(嬉)
ドイツではマイナス30度近くまで下がり、ハンガリーでは暖房費を節約する為に、死者も出たと聞きました。
幸いこのあたりは、氷点下10度程度、昼間は氷点下0度近くにまで暖かくなるので(!!)、まだ大丈夫です。
体の不思議で、寒さになれると、0度でも寒くないですよ!