何の事だか分からないまま、読んでいくと・・・まぁ〜びっくりすることが書いてありました。それはオランダ語でEPDと言われる新しいシステムについてでした。
EPDとは・・・
E=Elektronisch
P=patiënten
D=dossier
何のことかというと・・・
患者の電子書類と訳せるものです。
つまりは、患者の病気に関する書類を「関連の人・部署」が、「必要に応じて」見られるようにするというものなのですが・・・・・・・。
現在のオランダでは、体に不調を感じた場合、まず最初にホームドクターに行きます。ホームドクターは何でも屋さんなので、皮膚科・内科・耳鼻科・・・などなど、「普通の病気に関して」はすべてに対応しています。ホームドクターの手に負えないと判断された場合は、専門医に回してもらえます。が・・・ホームドクターによってその時期(早さ)は、バラバラです。
このホームドクターと患者は、契約をしていることになるので、「あそこのドクターの腕が良いから・・・」ということで、あっちのドクター・こっちのドクターと、渡り歩くことは出来ません。
と同様に、薬局も契約をします。自分が選んだ薬局の場合もあれば、ドクター・病院指定の場合もあるかもしれません。
ただ言えるのは、契約をしている薬局であれば、患者が使っている薬を把握しているので、薬の組み合わせを毎回判断してくれます。たとえば、女性の場合は避妊薬を飲んでいる場合が多いですが、その場合は抗生物質との組み合わせがあまりよくないので、避妊薬の意味がなくなる場合がありますよ・・・と注意を受けます。
また秘尿科の薬と内科の薬が似ているものや同じものであれば、コンタクトを取って、どのようにするのか・・・指示を受けてくれます。
ホームドクターは自分の患者の診察歴を把握していますが、専門医でどのような判断を受けたのか、どんな薬を飲むことにしたのか・・・というところまでは把握していません。
またホームドクターを変えた場合・・・馬が合わずに変える場合もあれば、引越しで変えなければいけない場合もあると思いますが・・・、それまでの病歴を書類として渡してくれるのかどうか・・・我が家は変えたことがないので分からないのですが・・・場合によっては、病歴の引継ぎがないまま新しいホームドクターのお世話になる場合もあると思います。
すると起きうる不都合があるわけです。
その不都合を解消しようということでなのか、アメリカを見習えということなのか・・・もう10年近くまえにこの案は出でいて、改良が重ねられていたということですが、EPDというシステムを導入することにしたそうです。
が!!!!!
五右衛門の話だと、これはまだ国会で審議もされていないことだそうです。にもかかわらず、関係省庁・・・この場合は健康省ですが、アメリカで起きたようなデータの流出(ハッカーに盗まれた)はない・改良は十分にされた・・・として、導入に踏み切ってしまったそうです。
でももちろん穴はたくさんあるようです。一番の問題は、プライバシーの流出です。今は「医者と薬局」というように制限がしてあるし、誰かが書類を見れば、その連絡が来るとなっていますが、それをうまく利用しようと考える人たちはもちろんいるわけです。
まぁ〜はっきり言えば保険会社ですけれどもね〜。
保険会社としては、誰がどのような病歴があり、どのような薬を飲んでいて、どんな治療を受けているのか・・・もうのどから手が出るほどほしい情報です。保険会社を変える場合、その患者のそのような情報が簡単に見ることが出来れば、拒否をしたり、高い保険料を吹っかけたりすることが、簡単に出来てしまうわけです。
それでなくても、儲けを出す為に支払いの拒否をする保険会社。これ以上保険会社の思いのままになっては大変!というのが、手紙を読んでの直感での意見でした。
そして手紙と一緒に入っていた用紙・・・「意義申立書」があるので、我が家では全員が異議申し立てをする予定です。すると、誰も見ることが出来なくなります・・・と手紙には書いてありました。
見たけれど連絡が来ない・・・だけじゃないことを期待して、意義申立書を出すのですが、果たしてどうなるか・・・。
健康省の関連HPは「こちら」です。
意義申立書を出すのは、まだ少し時間があると思います。オランダ在住の皆さん、じっくりと検討してから、出す・出さないを決定してくださいね。
今日はちょっと難しくって、支離滅裂かも・・・。すいませんね〜。(^^;;
利点だけを強調したら大変よいことになるのでしょうけれど 欠点にも目を向けてほしいと思いました
日本の場合は同時に施行された個人情報保護法が拡大運用され、多くのコミュニティが崩壊の危機に陥っているといってもあまり大げさではないとおもいます。
個人情報保護は大事ですが、連絡先のないクラス名簿や社宅の入居者名簿当たり前、場合によっては名簿すらないとういうのが真の個人情報保護なのかなとおもいます。
あとは、パソコンの画面を向き合って患者を診ない診察があまちまえにならないかなともおもいますね...
日本の大病院ではけっこう当たり前になったみたいです...
iPodを使ってだったでしょうか・・・、心臓疾患の患者さんの遠距離コントロールをしているそうです。(確かアムステルダム)まだ実用までは行かないようですが、かなりの成果を挙げているとか。
病歴は命と関係すること。保険会社は、「まずは拒否をする」ということで、「儲け」を出しています。そこがほしい情報が、好きなだけ入手できるようになるのは、困るわけですよ!
オランダの学校では、クラスの名簿しかありません。それには担任の連絡先もありません。担任のプライバシー保護・・・?担任の休息の確保・・・?
めったやたらには、住所や電話番号は教えられません!
名簿に関してもお国柄の違いもあるのかとおもいつつ、認識があまいのかともおもいました。 しかし、コミュニティが崩壊しているのも事実ではともおもいます。 よって、管理された名簿というのは必要とおもいます。そして個人情報は勝手に漏らさない、また聞き出そうとしないというのが大切かとおもいます。胸に手を当てると反省しなくてはならない点もあります
さて先生の連絡先一番教えて欲しい気がしますね
しかし、1対Nで責められることからの保護でしょうか? クラス名簿であればN対Nであり 先生とクラスというように最初から1対Nの関係ではないので1対Nにはなりにくいとおもってでしょうか?
たしかにめったやたらにはおシエラ得れませんが、お互い教えないと話が進みません、日本人はこれからこの感覚を学ばないといけないのでしょうね
保険会社を変える場合・・・日本の国民保険とか社会保険とはシステムが違うので・・・やはり持病は書くことになっています。場合によっては受け入れてもらえなかったり、受け入れてもらっても高い保険料を払わなければいけなかったりするようです。1割・3割負担というのではないので、そういうことが起きるようです。(保険会社が利益を出す為)
学校が終わったと、子供たちが遊びに行ったり・来たり、お誕生日会などで、連絡先は交換しますが、最近はそれが複雑になっています。原因は親の離婚です。日によって帰る家が違うので・・・。