2008年10月24日

本のプレゼント



「こちら」で紹介をした図書館事情ですが、その図書館からの面白い出来事が。

多分これは今年だけではなく、毎年やっていることだと思うのですが、今年は特に耳に入ったということで・・・。(^^;;

小学生以下の場合は、9〜10月ごろに「児童図書週間」があります。それの大人バージョンとでも言うのでしょうか。そんなことが「会員を対象」にあるんですよ。

何かというと・・・

今年は映画も作られたとかで、テレビでかなりのプロモーションをしていました。その映画も、オランダ映画にもかかわらず、台詞はすべて英語だとか。製作側は、英語で台詞が言える俳優・女優を探さねばならず・・・多くのオランダ人は英語ができますが、やはり役とのイメージもあるので、この人で良いとは簡単には決められない部分もあるんですよね。

この映画の原作が、「こちら」の写真の方。

日本でも翻訳本が出ているようですね。お名前が「ハリー・ムリシュ」です。

父親はオーストリア人の実業家(だと思います・・・)、母親はユダヤ人という家庭に生まれたそうです。父親は家にいることが少なく、住み込みのお手伝いさんがいたとか。家も邸宅に入るような家です。現在もこの家は存在し、別のご家族が住んでいらっしゃいます。

またムリーシュ氏は、オランダの三大作家の一人に数えられています。(別の二人は、ウィレム・フレデリック・ヘルマンス氏とヘラルト・レイヴェ氏)

そして気になる原作は、1975年に書かれた作品で、「二人の女性」とでも訳せるものです。(原題はTwee Vrouwen)内容としては、当時のオランダ事情を考えると、かなり先端を行っていたもので、ずばり女性の同性愛についてです。
(1960-70年代は、オランダの精神革命が行われていた時代で、いろいろな面で大きく変わっていきました。)


この作品は人気の作品だった模様で、2006年には、数え方によって変わっているようですが、第23版が発売されました。この版なのか、また今年新しい版が印刷されたのか・・・その辺はちょっと分からないのですが、図書館の会員で、希望をする人は、この本をもらうことができるんですよ!


最近はまったく読書ができない五右衛門ですが、これをテレビで聞いたときには、「おぉ〜、さっちゃん・みーちゃんは会員だから、本をもらえるね〜。もらってきてよ!」と言っていたんです。そして二人は、配布開始の日に図書館に行って、本をもらえるか聞いたら・・・

「大人だけです〜」


って言われたとか。(^^;;


つまりは年間34ユーロの会費を払っている人は、この本代も払っているということになるのでしょうね。会費を払っていない子供は、だから権利なし・・・。


まぁ〜当たり前といえば当たり前だけど、「会員対象」が大人だけなんて・・・どこにも書いてなかったぞ!?




 
posted by ニコラ at 04:16 | Comment(8) | TrackBack(0) | オランダ
この記事へのコメント
本をもらえるのは、大人だけとは、残念でしたね。
Posted by ぽん at 2008年10月24日 08:10


本が無料でもらえるのですか
会員特典のようなものですね。

会員になったほうがお得に手にはいるのでしょうか

なんでセコイことが気になりました

ちなみに、本と俳優さん探しはあまり関係はないのですか? それとも苦労して探したので、本を使って映画の宣伝ということでもあるのでしょうか
Posted by root at 2008年10月24日 12:33


図書館利用が会費制と知ったときはびっくりしましたが、
本のプレゼントにもびっくり!
太っ腹ですねー。
あ、でも会費に含まれてるのか^^;
大人だけというのは残念でしたね・・・。
Posted by zebra at 2008年10月24日 16:42


オランダは会費制なのですね!
最近は我が家でも本は図書館で借りることにしています。理由は経費節約と本が溜まって困る事。今日も夫がアマゾンで検索して注文しようとしていたので図書館に電話して見ました。ありました!助かりました!
Posted by ケイコ at 2008年10月24日 22:15


ぽんさん
そうなんですよね〜。やはりそうは簡単に問屋がおろしてはくれませんでした。(^^;;
Posted by ニコラ at 2008年10月25日 21:13


rootさま
会費は34ユーロですが、本は・・・15ユーロくらいでしょうか・・・?まぁ〜半額くらいではないかと。
今年はこの本が選ばれたから、映画を製作したのか、またその逆なのかは分かりません。なにせこの本はかなり前に書かれているので。まぁ〜映画にしたいほど、良い作品ということでしょうね。
Posted by ニコラ at 2008年10月25日 21:17


zebra さま
かなり昔に、五右衛門が「図書館の会費を払わなきゃ」とかいったんですよね。意味が分からなかったんです。日本ではそんなことないですからね。
でも日本では、図書館を利用してもしなくても、その費用は税金で払っているんですよね。(意識せずに)それに比べると、オランダの場合はある意味公平ですよね。使う人だけがその費用を払うわけですから。
なので費用を払っている一般会員は、ほんのプレゼントにありつけるようです〜。(^^;;
Posted by ニコラ at 2008年10月25日 21:19


ケイコ様
確かに本は手元にあればいつでも読んだりできますが、場所をとりますよね〜。オランダの図書館にも、日本語の本を置いてくれれば、喜んで会員になりますが・・・それはないでしょうね〜。(アラビア語のほうが確率は高いかも)
近くに図書館があれば、利用するに越したことはないですよね!
Posted by ニコラ at 2008年10月25日 21:22


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