2008年09月16日

アンネ・フランク・ハウス



先日テレビでやっていたのですが、昨年の10・11月頃から、今年の6月にかけて、「ひっそり」と、とある事が行われていたそうです。

観光客の方たちには、全く目に留まらないところで、約10ヶ月ほどかけて行われていたそうです。

とはいえ、観光客の方たちをガッカリさせてはいけないとのことで、分からないようになっていたようですが・・・。

でもこうして私が投稿しちゃうと、「あれは偽物だったの!?」って思われちゃうかしら・・・?(^^;;


何かと言うと・・・

場所はアムステルダムの「アンネ・フランク・ハウス」。そう、アンネの日記のアンネが、隠れていた隠れ家での事です。

第二次世界大戦直後は、この隠れ家の価値はありませんでした。他にもこのような隠れ家が、たくさんあったからでしょうか。隠れ家に興味を持つ人がいなかったからでしょうか。

が、アンネの父親が、「アンネの日記」を出版したのをきっかけに、この隠れ家に価値が生まれました。そしてこの隠れ家は、博物館になりました。

私はまだ行った事がないですが、この博物館の価値としては、アンネたちがここでどのような生活をしていたのか・・・を垣間見る事が出来る事でしょうか。昼間は静かにしていなければならず、トイレにすら好きなときには行かれず、息を殺しての生活。それに広い場所ではなく、大人数にしては狭い場所。

これとは別に、博物館が大切にしているのは、「壁」なんだそうです。なぜ・・・?ですよね。理由は、

アンネが貼った写真やら、切抜きやらが、残されているそうです。アンネがどのようなものに興味を持ち、どんな「壁」を見て生活をしていたのか・・・。そこがとても大切なんだそうです。

が・・・戦後60年以上経ち、その壁の痛みが酷くなってきたとのこと。なので、その壁を別の作業場にもって行き、修復する作業が行われていたんです。

壁には壁紙が貼られているので、それも剥がし、アンネが貼ったとされる写真・切り抜きも剥がし、裏側から修復する作業が行われたそうです。その間・・・壁のレプリカが博物館には設置されていたそうです。

その修復作業に利用された材料は、やはり日本の和紙。紙の繊維が強さを出すけれど、厚くはならないのが良いそうです。最初は部分的に修復をし、その後は壁紙全てを補強し、再度壁に張り付け・・・という作業をしたそうです。


そして先日・・・テレビでの放送が8月だったので、7月から8月にかけてでしょうか・・・修復を終えた壁が、博物館に戻り、レプリカとの置き換え作業が行われました。

これでこれから先数十年?1世紀は軽く?、それよりも長く???私たちが見て回れるそうです〜。

アンネがどんな思いでその壁の写真や切抜きを見ていたのか・・・それを思うと辛くなりそうですが、一度は行きたいですね。




 
posted by ニコラ at 03:46 | Comment(10) | TrackBack(0) | オランダ散策
この記事へのコメント
旅行の時はバスで前を通り此処がアンネの家と
説明されただけでしたが、その後TVでアンネの話をやっていて家の作り、そこでの生活の様子を見ました。可哀想で胸の詰まる思いで見ていましたので想像は出来ます。
次の世代に絶対に語り継がなければならない、忘れてはいけない事実です。もし訪れたら写真で見せて下さいね!
Posted by ケイコ at 2008年09月16日 21:08


ニコラさん、はじめまして。
いつも、拝見しております。

アンネの家の壁、レプリカだったんですか!
ちょうど6月末に見に行ったので、あれはレプリカだったんですね。。
いろんな雑誌の切り抜きが貼ってあって、暗い部屋の中で、そこだけが明るめの壁紙で、そこだけを見たら、普通の女の子のお部屋という感じでした。
アンネと同世代の方々もいらしてて、とても懐かしそうに切り抜きや写真を指してお話していらっしゃいました。

アンネの家は、あの本箱のドアを通ると本当に真っ暗で、もうそれだけで気持ちが沈みました。
原爆記念館と共に、一度は訪れたい場所ですね。
Posted by Maki at 2008年09月16日 21:51


一度は行ってみたいです。

戦争の話が載った本は、どの本も、心が痛くなるものばかりですが、この本は、小学校の時、読んで、悲しくて、悲しくて・・・仕方がなかった思い出があります。
Posted by ぽん at 2008年09月17日 12:53


悲惨な出来事を忘れないためにも保存は大切なのでしょうね 少なくとも地上から武器や人種差別が天然痘のようになくなるまでは...

 このような重要な作業で日本の和紙が役に立つのは、日本の誇るべき文化なのかもしれませんね

Posted by root at 2008年09月17日 22:24


タイムリーな記事です。先週小川洋子さんの『アンネ・フランクの記憶』を読み終えたばかりなの。私もぜひぜひ訪れたいところです。でもいつも長い行列ができているんですってね。

日本の和紙の活躍、嬉しいなぁ。訪問する機会があったら、壁紙もしっかり見なくちゃ。
Posted by エミリア at 2008年09月18日 01:18


ケイコ様
ここはいつでも行列が出来るほどの場所ですので、並ぶの覚悟で行くしかないんですよね。でも行くだけの価値はある場所なので、もう少しさっちゃん・みーちゃんが大きくなったら、行くと思いますよ。
Posted by ニコラ at 2008年09月18日 04:35


Makiさま
初めまして!
6月末だと、まだレプリカだったと思います。でもレプリカだなんて思えないほど、優秀なレプリカだったのでしょうね。
あの時代でなければ・・・、ユダヤ人でなければ・・・「もし」が沢山出てしまう場所だと思います。その当時の女の子が、どんなものに興味があり、流行っていたのか・・・実際に見ると面白い資料だと思います。
Posted by ニコラ at 2008年09月18日 04:39


ぽんさん
アンネの書いた童話を読みました。確か・・・母が買ってきたんですよ。私には国語の才能がなかったので、どうしてあんなお話が書けるのか、不思議でした。おまけに隠れ家生活。胸が苦しくなる状況ですよね。
Posted by ニコラ at 2008年09月18日 04:44


root さま
保存にも限度はあると思いますが、出来る限り保存して欲しいですよね。
それでなくても、まだまだ戦争があるこの世の中。存在価値は高くなる一方ですよ。
バチカンでの礼拝堂の修復にも、日本のものやら日本の技術が使われたんですよね。和紙のルーツは中国ですが、中国よりも品質が高いものを作れるようにしていたんですね〜。
Posted by ニコラ at 2008年09月18日 04:47


エミリアさん
そうなんですよ〜。ここは長い行列が出来るので、朝一番か、夕方に行くのがよいそうです。
本の印象がまだ温かいうちに、ぜひいらしてください!
シスチーナでも和紙が使われたんですよね。和紙は世界的に見ても、優秀なんですよ!
Posted by ニコラ at 2008年09月18日 04:49


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