それは偽チーズについて。オランダ語ではアナログチーズ(analoog kaas)とか偽チーズ(nep kaas)とか言うのですが・・・・
チーズを作るのには、牛乳が必要です。その牛乳・・・昨年の3月頃から値段が不安定になり、1リットル39セントだったものが、69セントにまで上がりました。(AHの独自ブランド。現在は53セント)
しかし不思議な事に、牛乳が原料のヨーグルトやクワルク・チーズは・・・値上がりしていなかったんですよね。なのでこれには何か魂胆があるな・・・とは思っていたのですが、こんな事実だったとは本当にびっくりしました。
そう、偽チーズを作るのには、牛乳ではなく、「植物性油」が原料になります。それにでんぷんや香料などを混ぜ込んで、「チーズらしく」するそうなんです。
そしてこの偽チーズがどこで使われているかと言うと、ピザ・ラアニアなどの出来合い商品だけではなく、ピザ屋のピザでも使われているとか。
なぜかと言うと、牛乳が原料の本物のチーズは、1kgあたり最低でも6ユーロからの値段になります。が・・・この偽チーズの場合、1kgで1ユーロくらいで出来てしまうからなんですよ!
ただこの偽チーズだけだと味が無い・まずいので、本物のチーズと合わせて使うのだとか。
実際、AHのピザやラザニアにはこの偽チーズが使われているとのこと。(ラザニアに関しては、40%が偽チーズだとか)そして世界的な展開をしているマックでも、チーズバーガーのチーズは、30%がこの手の偽チーズだとか。もちろんマック側は、100%チーズ使用といっているようですが・・・。
そして何よりの問題は、この「偽チーズ使用」との表示義務が無い事でしょうか。まぁ〜自分で買うときに、「植物性油」と言う言葉を見つけたら、それは偽チーズだと思えばいいのでしょうが、偽チーズを食べていると分からないまま、偽チーズを食べている事実でしょうか。
それでもスーパーでの買い物では、内容物という欄をチェックする事が出来ますが、ピザ屋のピザでは・・・ちょっと無理ですよね。我が家ではピザ屋のピザは買わずに、自分たちで作っていますが、ピザ屋のピザは美味しいですよね!
でも自分たちが食べるそのピザのチーズが、どんなチーズかを知りたい場合・・・「チーズミックス」とか「ピザミックス」と言うものを使っていたら、それが偽チーズ入りのチーズとのこと。
これは簡単にピザの上に降りかけられるような状態で、袋入りで卸されているものです。
日本に比べて、外食産業は限られているし(ファミレスがないという意味で)、出来合いのものも種類や数が限られているけれど、そんな中でもこの有様。食べるものを全てチェックする事はできないけれど、「xxxもどき」がオランダでも幅を利かせているんでしょうか。
それにつけても根っこは いま日本でホットになっている 事故米の食用転売と多少似たところ(なりふりかまわないお金儲け)にあるようにも思われました。 ただこちらは合法であったり食べても特に害はない(毒物が混入したわけではない)というのは全然違うところですが
いずれにしても、判らないところでそうさされると、それが合法であっても違法であっても消費者にとっては大きな不安不信要因ですね。
さて日本では価格が崩れる方向で困っている牛乳ですがそちら値上がりだったのですね これは食文化の違いからでしょうかね
はその様な事を聞いた事あります。事故米が大手ビール会社をも巻き込んで大変な事になりそうです。今日安売りの切り餅を買って来ましたがもしかしたらこれも事故米から!と思いながら食べる事になりそうですね!何を信用してよいやら・・・
「もどき商品」としては、羊羹もそうであったので、もしかしたらこの「偽チーズ」も市民権を得るかもしれませんが、知らずに食べていた・・・というのが、やはりよくない点でしょうね。「だまされるほうが悪い」って感じにも取れるし、「わかんなきゃ良い」とも取れるし。
牛乳の値段は上がっても、本物のチーズの値段は上がっていなかったんです。これがまた不思議な点ですが。
今は・・・値段は上がりましたが、落ち着いているので、まぁ〜何かの対策が採られたのでしょうね。
値上がりには確かに2種類ありますよね。量が減るのと、値段自体があがるのと。どこでも一緒ですよね、考える事は!
日本のお米の問題も、意表を付くものですが、この偽チーズも・・・驚きました。